マイファンドレポート 2014年11月は3.23%のリターン、ダウの犬銘柄入れ替え - 投資相談全般 - 専門家プロファイル

吉野 充巨
オフィスマイエフ・ピー 代表
東京都
ファイナンシャルプランナー

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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マイファンドレポート 2014年11月は3.23%のリターン、ダウの犬銘柄入れ替え

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マイファンドレポートは2014年9月と10月は報告しておりません。将来は掲載する予定ですが2月飛ばして11月を掲載して
います。
myfund 2014年11月の収益率は3.23%、年初来では6.66%、年間では8.28%でした。
myfundの基準価格は13,079円 前月比+421円でした。円安の効果と欧州の回復に支えられています。

資産の42%がREITで占められているAファンドは、当月の収益率は5.25%、年初来で8.26%です。
日銀の追加金融緩和の影響でバブル的です。一方海外の株式が過半を占め、日本国債が約20%を占めるBファンドは
当月の収益率は2.50%、年初来で6.10%です。
こちらは円安の効果が大きく影響しています。

世界株式の動きでは、当月のオールカントリー指数は1.51%の上昇、先進国の世界株価指数は1.83%の上昇、MSCIエマージング指数は-1.11%の下落です。⇒表を参照ください。

★myfundの基準価格を算出しています。
時価評価額÷投資投下元本×10,000=基準価格としています。
度々申し上げていますように、使用している資産管理ソフトが昨年バーストしたため、1999年から開始した資産運用データが消失しています。従って紙でプリントアウトしていた9月30日の時点で、基準価格を算出して、現在に至っています。

141128マイファンド基準価格推移

昨年11月末からこれまでの推移です。start時は11,059円でしたが、1年かけて13,079円となり18.26%上昇致しました。
但しベンチマークと比較しますと、円安の効果が如実なことが分かります。

★ 目標、ベンチマークとの比較
下の表にはmyfundの運用成績ととオールカントリー・インデック及びオール・カントリーインデックスの円換算を記載しています。当月は目標と比較して2.951ポイント上回りました。3ヶ月来以降、全ての期間で目標を上回っています。年間の期待リターンは3.4としていますので、4.88ポイント上回っています。

一方ベンチマーク比較すると、こちらは大きく下回っています。オールカントリー株価指数はドル建てですので、円に換算したものと比較していますが、全期間の収益率で大きな差が付きました。資産の2/3が円貨で債券と短期金融資産が大きなため、急激な円安の際には伸長が追いつきません。ドル建ての収益率は上回る期間もありますが、如何ともしがたい状況になっています。

なお、オールカントリー指数の円換算に資産の伸長が追いついていないということは、myfundの資産額をドル建てで表すと減っている=貧乏になっていることを表わします。読者の皆様も、是非資産のドル建て評価にチャレンジください。今回のアベノミクスで、どれだけ資産が減じてしまったか分かります。日本のGDPもそれだけ減じてしまったため、世界に占める日本の地位も減じています。
例えば、TOPIXは1年前と比べると12.05%上昇していますが、同期間でオールカントリー指数の円換算は22.53%上昇していますので、MSCIACMIに連動するETFを購入しなければ負けることになります。

例えば2012年11月末に1億円保有されている方の資産をドル換算すれば、1ドル81.12円でしたので約1,232,741ドルでした。
その資産を全て日経225に投資した場合には、当時9,446.01円でしたので2014年11月末には約1.85倍の1億7,459万円になっています。これを現在の円ドルレートで換算すると1,476,769ドルです。ドル換算では1.19倍にしかなっていません。
この間、NYダウは13,025.58ドルから17,828,24ドルに上昇していますので、米国の方達は1.36倍に資産を増やしています。米国の投資家よりも相対的に貧乏になっています。もし1億円でNYダウに投資していた場合には、同じ期間で円換算2.45倍の円資産になっています。これが外国資産に投資する魅力であり、逆回転の円高になれば、大きな損失を計上する、ハイリスク・ハイリターンの典型です。
なお、2013年11月末と2014年11月末の日経平均をドル換算して比べると、約0.956倍という、資産の減少になります。アベノミクスノ日本株上昇は、割り引いて考えるべきとおもいます。

★銘柄別の状況
9.10.11月に売却した銘柄はなく、購入は「ダウの犬」の銘柄替えで購入したCisco Systems INC.(CSCO)のみでした。
下表に11月に10%以上上昇・下落した銘柄を抽出しています。国内REITの上昇が目立ちます。
一方2桁以上下落した銘柄は米国やEUの制裁と資源価格下落の影響でロシアを対象とした
iShares Russia Capped INDEXのみでした。

141128マイファンド高騰落率銘柄表

★ ダウの犬の動向
昨年11月4日をスタートとして1年以上を経過しましたので、入れ替えを行い今年のダウの犬が12月1日よりスタートしています。
下図は、過去1年の配当無し、配当含むものとNYダウの推移を重ねたものです。
2014年の成績は表にある通りで、今年は「ダウの犬」手法がNYダウに対して若干負けています。
新しいダウの犬銘柄は、CSCO)シスコシステムズ、(KO)Coca-Cola が入り、(DD)デュポン、(INTC)インテルが抜け、
前年から引き継ぐベライゾン(VZ)、ゼネラルエレクトリック(GE)、マクドナルド(MCD)、メルク(MRK)、ファイザー(PFE)、プロクターアンドギャンブル(PG)、AT&T(T)、シェブロン(CVX)と過去にNYダウ銘柄であったアルトリアグループ(MO)の11銘柄で構成しました。。来年11月末まで、この銘柄群を追いかけて参ります。ダウの犬2015のスタート価格は45.729ドルです。

詳しい数値は、HPの一覧数字をご確認ください。
http://www.officemyfp.com/newmyfundreport201411.html

★海外の債券
先進国債券のパフォーマンスに連動するETFは堅調ですが、新興国債券に連動するETFと当月の収益率が赤字になっています。

★REIT指数に連動するETF
当月東証REAT指数に連動するREIT ETFは7.11%の収益率でしたが、米国のREIT指数に連動する Vanguard REIT ETF(VNQ)は2.02%の収益率でした。国内REITで当月10%を超える銘柄は、資産別稿騰落率表で確認ください。

★注目する個別株
バフェット氏のバークシャー・ハサウェイ社は当月6.25%の収益率でした。英国の衛星通信会社Inmarsatが堅調に上昇しています。金鉱株の(ABX) Baric Goldが漸く下げ止まったようです。資源株同様当面は期待リターンを大幅に下回っています。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー&登録講師

独立系顧問料制アドバイザーとは
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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