- 千田 純子
- ペット行動コンサルタントSENDA
- 千葉県
- 獣医
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080-4002-8745
対象:ペットのしつけ・訓練
- 中西 典子
- (しつけインストラクター)
クレートはエレベーター?!
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私の犬達は家庭犬として生活してるので、難しい競技会などには出せませんが、問題行動の相談に来られた飼い主さんたちに静かにクレートに入っている我が家の犬達を見せると、「こんな風になってくれると良いんですが。」と口を揃えておっしゃいます。色々な問題が出てもクレートトレーニングができているととりあえずの対処ができる物です。また、災害時に避難する時にもクレートで静かにできると避難もしやすくなります。
「クレートに入るのを嫌がるんです。」とおっしゃる飼い主さんが多いようです。私はよくエレベーターを例にしてお話をさせていただいています。私たちは何の気なくエレベーターを使っていますが、それは、私たちがボタンを押せば開くことを知っているからです。犬達にも静かにおすわりしていたら、自然にドアが開くということを教えてあげさえすれば、大人しくドアが開くのを待っていられるようになります。
トイレトレーニングでも無駄吠え、咬み付きや破壊行動の問題でもクレートトレーニングができていれば簡単に対処することができます。問題行動を解決するためには、その問題を直接直そうとしても時間がかかって、なかなか上手くいかない場合がよくあります。管理ができる状態を作ってから、徐々に行動を修正していった方が生活が楽になりますので、ゆっくりと対処できるようになりますので、クレートを上手く活用してください。
このコラムの執筆専門家
- 千田 純子
- (千葉県 / 獣医)
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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