「つまり、Aさんがおっしゃっているのは、こう言うことですか?」
「では、今のAさんの意見について、皆さんはどの様に考えますか?」
「では、もう少し要点を絞って行きましょう。」
店長は、スタッフ向けの店舗ミーティングを行います。この店舗ミーティングでは、店長は、いわゆる「議長」の役割を果たすことになります。この「議長」の役割は、決して「本社や上司からの指示書を棒読みする」ことではありませんし、「店長の考えを一方的にスタッフに演説する」ことでもありません。
店長は、よりよい店にして行くために「活かす強み」と「障害になっている課題」について、スタッフの意見をまとめ、スタッフのやる気を引き出すことが、「議長」としての役割なのです。また、フェアやキャンペーンをひかえているのならば、如何にしてより多くのお客様に満足して頂けるのかについて、スタッフの考えを引き出さなくてはならないのです。
では、具体的にはそれはどの様にすれば良いのでしょうか。
今日は、店長が、ミーティングで「効果的な議事進行」が出来るための力「ファシリテート力」を高める具体的なチェックポイントについてお話ししましょう。
ポイント1:会議の目的目標を最初に明確にしよう
→参加者の目的も確認していくとより良いでしょう。
ポイント2:最後まで聴こう
→スタッフが意見を言っているときは、途中で口を挟んではいけません。
ポイント3:受け止めよう~否定しないで承認しよう
→スタッフの意見は、まず「受け止める」ようにしましょう。
「受け入れる」のではなく「なるほど、そう言う意見なんだね」と言うのです。
ポイント4:分解して、整理しよう
→一つの意見ではなく複数の意見を同時に話すスタッフもいます。
中身を分解し、整理することが大切です。
ポイント5:共通項・共通点を見つけよう
→バラバラのように見せる意見にも共通項があります。
まずは、共通しているところを見つけましょう。
ポイント6:相違点を見つけよう
→反対意見などは、微妙に違っているポイントを整理しましょう。
ポイント7:総論と各論を同時に議論してはいけません
→総論に合意をした後に各論に入りましょう。
ポイント8:議論がずれたときは「そもそも」に戻ろう
→会議の目的を再確認すれば、コースがはずれても元に戻せます。
ポイント9:着地点はどこか、ゴールはどこかについて確認しよう
→何を決めなくてはならないのか?を思い出させましょう。
ポイント10:繰り越し、棚上げ、先送り、様子見は、具体的な期間を決めておこう
→あやふやにして終わらないのが会議の鉄則です。
次の会議につなげるポイントを決めて終わるようにしましょう。
この10個のポイントを確実に押さえておくことが上手く会議を進行させて、うまくまとめる秘訣です。
あなたも、是非このポイントを参考にして、「伝える」ミーティングから「スタッフのやる気を引き出す」ミーティングを実施していきましょう!
<追伸>ファシリテート力については、今回はここまでしか書きませんが、いずれ、シリーズで書きたいと思います。その時をどうぞお楽しみに(^_-)-☆
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