プロフェッショナルナニー、森田まゆみ社長に聴く! - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

葉玉 義則
ニューボイスジャパン株式会社 代表者
キャリアカウンセラー

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閲覧数順 2024年04月19日更新

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プロフェッショナルナニー、森田まゆみ社長に聴く!

- good

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誌上インタビュー
(写真左)実践の場(保育園など)で子どもたちに教えられることは多いですね。
(写真右)日本でナニーの活躍できるフィールドをつくる事が私の夢でしょうか。


企画好評\(^o^)/につき、誌上インタビューをしばらく続ける事にしました。

第2回のゲストは、プロフェッショナルナニーとして、ご活躍されている
株式会社エデュケイトの森田まゆみ社長です。


日本ナニー協会【森田社長の立ち上げた団体です(NPO申請中)】
http://nanny-japan.com/ 

森田真弓のベーシックエデュケーション【プロフェッショナルナニーの必見ブログ】
http://plaza.rakuten.co.jp/yotsubahoiku/ 

保育スクール・よつばのクローバー【3歳までのしつけ教育の専門スクールです】
http://www.yotsuba-hoiku.com/index.html 

EQ保育〜スタッフダイアリー
【プロフェッショナルナニーが活躍する保育スクールのブログです】
http://ameblo.jp/yotsubahoiku 

株式会社エデュケイト【ナニー養成講座はオススメ(要注目)です】
http://www.e-ducate.jp/ 


森田社長は、二松学舎大学を卒業後、学生援護会に入社、その後乞われて
モスバーガーに入社。フランチャイズ店舗の取締役兼マネージャーを経験し、
アルバイトや社員の研修に従事する中で、自分のやりたい原点は教育である
ことを思い到り、さらに、教育の原点は基礎教育、3歳児までの教育と考え、
そこから保育業界に飛び込んだという、異色の経歴の持ち主です。

今は、0.1.2歳のための保育スクールを経営。国語と書道の教員免許を取得
されており、国語教育アドバイザーとして、3歳までに育まれる言葉の基礎や
しつけ教育に携る傍ら、

2008年度より「日本ナニー協会」を立ち上げ、本格的なナニー普及と育成に
取り組んでらっしゃいます。

今回は、そんな森田社長に、保育業界への転職、起業の苦労、子育てと仕事の
両立に関する問題、などのテーマで、お話をお伺いしたいと思います。


>[葉玉]

こんにちは。今回は、お忙しい中、ありがとうございました。
まずは、異業界(保育業界)転職の経緯等について、お聞かせください。

>[森田社長]

こんにちは。よろしくお願いします。

私は以前、モスバーガーで挨拶や接客を教えていましたが、年々、仕事を
教える以前のしつけやマナー、ルールを教えることに、比重がかかって
おりました。

たとえば、お客さまの目を見てお話しが出来なかったり、仕事に遅れるのに
電話連絡が入れられなかったり・・・

今までは最低限、暗黙の了解だったことができなくなって、

「しつけはいつからどこで教わるものなのか?」

と考え、

「産まれるまえから」

という結論に達したことで、業界を変えました。

子どもの可能性を研究しだすと、もう止まりません。
人がヒトとして育っていくことは、奥が深いです!

>[葉玉]

保育業界の現状や問題点、今後の課題等、プロフェッショナルナニーとしての
視点から、お話しいただけますか。

>[森田社長]

保育業界は閉鎖的です。また、古い体質がそのままで、新しいものが取り入れ
られていない気がします。

たとえば、脳の研究が進み、3歳までの赤ちゃんの能力が証明されていても、
保育園では「生活」の視点から幼児教育を取り入れませんし、
テレビ・DVDを使って保育しているところも、まだまだ多いように思います。

0・1・2歳は特に、生活=教育ですが、「教育にはまだ早い」というご意見や

「小さいうちから詰め込まれて、かわいそうに・・」
「明るく伸び伸び育ってくれれば・・」

というご意見を頂戴します。

子どもは誰もが天才ですから、大人が可能性を封印してしまっています。

保護者も、保育者も、もっと子どもの可能性を引き出していけたら、
子ども自身の将来の可能性が広がるのに、

とても「もったいない」と思います。

>[葉玉]

子育てと仕事に悩む女性の方へ、プロフェッショナルナニーとして、
何かアドバイスをいただけますか。

>[森田社長]

子育てとお仕事の両立をなさっている方々には、本当に頭が下がります。
現代は情報が多すぎて、必要な情報を拾うのは大変な時代ですし。

最近感じていることの一つは、「保育園」と「幼稚園」の選択です。
教育内容が違いますから、小学校にあがってから差が出ます。

「どこかで追いつくかも」って思われるかもしれませんが、教育は
毎日の積み重ねですから、先に行けばいくほど親子共に負荷がかかります。

お仕事をなさっていても、延長がある幼稚園もありますから、

「仕事している」=「保育園」

という選択肢に限らず、視野を広げてお考えいただけたら・・って思います。

もう一つは、最近ご家庭にご指導に伺うと、壁がきれいなんですね。

ひらがな表でも、アルファベット表でも、日本地図でも、
0歳から子どもの目線の場所に貼っていただけると、
子どもは自然と見て記憶しています。

学習が始まる前の基礎教育、下地作りをしていただけると、
お子さんの負荷が少なくなります。

チューリップの球根が芽を出す前、何ヶ月も土の中で栄養を吸収するように、
子どもの成長も“芽が出る前”が重要です。

>[葉玉]

森田社長の目指されている目標や夢について、お聞かせください。

>[森田社長]

全国で“プロフェッショナルナニー”を育成すること。
初めて母親になる方への“子育て教育学校”をつくること。

この2つです。

>[葉玉]

本日は、お忙しい中、ありがとうございました。

最後に、転職やキャリア形成に悩むオールアバウト読者の方へ、
森田社長からの応援メッセージをお願いします。

>[森田社長]

ありがとうございました。

お子さんの言動には、

まず「どうしたの」「どうしてそう思うの?」と
聴く事からコミニュケーションして、さしあげて下さい。

考えることで、お子さんの脳が働きます!

たくさんの育児本や育児雑誌が出ていて、マニュアルやバイブルになっていますが
子育ては人括りにはできません。

「うちの子もそうなのよ〜」と言っても、「うち」の環境が人それぞれですから、
これもまた安心できない。

子育てこそ、やり直すのは大変ですから、【プロが必要な時代】だと思います。

これからも、プロフェッショナルナニーとして、皆様と同様に悩み、
考えながらも、子育てを、進化していきたいと思っております。

皆様、ご一緒に、頑張りましょう!!


【了】 m(_ _)m  最後まで、ご高覧いただき、ありがとうございました。