銀座でダイヤ買取サービスを展開する平澤社長に聴く! - キャリアプラン全般 - 専門家プロファイル

葉玉 義則
ニューボイスジャパン株式会社 代表者
キャリアカウンセラー

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竹間 克比佐
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閲覧数順 2016年12月07日更新

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銀座でダイヤ買取サービスを展開する平澤社長に聴く!

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誌上インタビュー
(写真左)
ダイヤの卸売りはプロ同士の取引ですので、厳しさはありますが話は早いです。
個人の方からダイヤを買取る方が実はデリケートな仕事で、難しさを感じます。

(写真右)
ダイヤモンドの品質を見極めるには毎日の訓練が必要です。
これを怠ると能力が落ちてきます。


第3回のゲストは、ある上場会社で、多くの事業、プロジェクトに
関わりながら、企業内起業家として、豊富な実績と経験を積みつつ
定年まで、あと5年といったところで、果敢にも、自身でつくった
ビジネスモデルを武器に、会社を退職し、この夏、銀座に、ダイヤ
買取サービスのお店を開いた、平澤邦治社長をお迎えします。

ダイヤ買取サービス
http://www.177500.com/

第三者的には、会社を定年退職してからでも、遅くはないのではと
思いがちですが、今回は、そんな転職の理由も含め、若い頃は映像
の世界に興味を抱き、映画の専門学校を卒業後、テレビ番組の撮影
助手を勤めた経験もあるという平澤社長に、キャリアを積むとは、
どういうことなのか、じっくりとお伺いしたいと思います。


> 葉玉

こんにちは。今回は、お忙しい中、ありがとうございます。

まずは、ご自身のこれまでのキャリアや
若い頃の就職体験について、お聞かせください。


> 平澤社長

高校卒業後、映画の専門学校を出て、色々なバイトを経験しました。

公園の掃除、婦人服メーカーの営業助手、お中元やお歳暮の配達員、など。

やがて、円谷プロから派生した小さな会社に、撮影助手として入社しました。
これも正社員ではなく、30分番組一本につきいくら、という契約社員でした。

ここは特撮が専門で、屋内スタジオの中にミニチュアセットを組んで、小さな車を
走らせたり、飛行機を飛ばしたりして撮影するのですが、ライトの数が多く、夏の
暑い日はクーラーが効かなくて、全員汗まみれで長時間労働をしていました。

楽しい仕事なのですが、労働条件はたいへん過酷で、やはり好きでないと
やってられない世界でしたね。

私は元々、演出志望だったので、一年半くらいでそこを辞め、
写真関係の会社に就職しました。

そこで、働きながら「シナリオ」を書き溜めていたのですが、物にならず、
7〜8年後、転機があり、今度は全く映像と関係の無い会社に転職しました。

このあたりから、映画の演出をしたいという夢はともかく、現実に生活が
成り立つ為の仕事、というものを考えざるを得なくなっていました。

転職した会社は、貴金属関係の上場会社で、結局21年いました。

ここの社長はチャレンジ精神旺盛な方で、次々と色々な部門を作っては、
事業の領域を拡大していました。

おかげで、私は種類の違う沢山の職業を体験させて頂きました。

物品レンタル店の店長、不動産開発の調査員、ディスカウントショップの
販売員、宝石店の店長、ダイヤモンド卸売り部門の責任者などです。

最後の仕事が一番長く、10年以上続きました。


> 葉玉

今回、特にお聞きしたいのは、その年令(55歳)で、転職を
決意された理由、それも“起業”を選択した思いについてです。

ダイヤ買取といった事業内容と併せて、お聞かせください。


> 平澤社長

ダイヤモンドの卸売りは、私自身が社長に提案して始めた仕事でした。

最初は、私一人でしたが、何とか採算ベースに乗せ、事業拡大をして
10年経った時点では、部下が7人になっていました。

私の部署は、グループ会社の中でもほぼ独立採算になっていて、毎年
黒字で終わっていました。

この仕事は、最初から自分が企画し、始めた仕事ですし、苦労して
育て上げたのは、自分だという思いがありました。

スタッフも全員私が面接して、選びに選んで集めた人たちでした。

それが、親会社の別の事業部に統合されるという話になりました。
会社としては、グループ全体のメリットを考えたのだと思いますが、、。

私は、以前から独立を考えていましたので、これが良い機会だと思いました。

自分の育てた部署が解体されて、親会社という機械の中に幾つかの歯車として
嵌め込まれることには、魅力を感じませんでした。

脱サラして独立するには、気力も体力もいるので、どうせやるなら
自分が年を取り過ぎていない、今の時点の方が良いとも思いました。

独立するにあたり、卸売り業は大きな資本が必要ですので、難しいと考え、
個人の方からのダイヤモンドの買い取りに特化しました。

元々、ダイヤを一つ一つ見て仕入れる仕事をしていましたので、
自分のその能力を生かせればと考えました。

日本の宝飾品業界は、今たいへん低迷しています。

それに引き換え、貴金属材料は、ここ3年程で、大巾に値上がり
しましたので、リサイクル業界は、活況を呈しています。

しかし、宝飾品には貴金属以外にダイヤがついている場合が多く、
そのダイヤ部分の値段を正確に査定するのは容易ではありません。

私もスタッフも、全員がダイヤを専門に扱っていたので、ダイヤの
買取価格をギリギリの高い値段で計算することができます。

それは、利用されるお客様にとっても、利益になることであり、
他店に対しても、うちが対抗し得る“一番の強み”と言えます。


> 葉玉

会社内の配置転換、人事異動等について、悩んでいる方へ
何かアドバイスをいただけますか。


> 平澤社長

私は最終的に組織の配置転換に従わずに独立したようなものです。
そんな私が言うのも何ですが、人生を焦る必要は無いと思います。

組織の中で仕事をしていて、生き甲斐を感じる瞬間もあると思いますし、
不本意な人事異動に遭遇する場合もあると思います。

しかし、どんな仕事であれ、無駄な経験というのは無い気がします。

若い頃のアルバイトを始めとして、今まで経験した色々な職種。

中には望まなかった仕事もありましたし、仕事上の失敗もありましたし、
人間関係のトラブルもありました。

しかし、後になってみると、全て身体の一部になっている気がします。

自分が人を使う立場になった時、また自ら能動的に仕事に向かうべき時に、
そうした、種類の違う経験を沢山持っている人の方が、

足腰が強いと言いますか、底力があるのではないかと思います。


> 葉玉

平澤社長の目指されている目標や夢について、お聞かせください。


> 平澤社長

私が作った一号店は、全国から宅配便の着払いによる買取査定も受付けています。
最近、これが浸透し、実はご来店の数よりご郵送の数の方が多くなっています。

今後は店舗数も増やしてゆくつもりですが、急激な拡大は難しいと感じています。

そうしたことを考えると、今後は“宅配便による着払いの査定”を、
もっと、アッピールして、

全国の皆さんに安心して、当店をご利用いただけるように、してゆきたいですね。


> 葉玉

本日は、お忙しい中、ありがとうございました。

最後に、転職やキャリア形成に悩むオールアバウト読者の方へ、
平澤社長からの応援メッセージをお願いします。


> 平澤社長

先ほどお話ししたとおりなのですが、

人生には、本当に戦わなければならない時が、いつかきっと来る。
その時まで焦るな、と言いたいですね。

悩んだり苦しんだりしたことは、その時に必ず、自分の武器になると思います。



【了】 m(_ _)m 最後まで、ご高覧いただき、ありがとうございました。