本番での実力発揮は,脳の「覚醒レベル」が決め手! - ヨガ全般 - 専門家プロファイル

辻 良史
筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所 代表取締役
東京都
博士(体育科学)

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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本番での実力発揮は,脳の「覚醒レベル」が決め手!

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無敗脳

プレッシャーに強くなる!脳と心を鍛えるサイバーヨガ・スタジオの辻です。


本番でのパフォーマンスが最も発揮されるのは,中レベルの脳の覚醒といわれています.


ゾーンやピークパフォーマンスと呼ばれる最高の精神状態も中レベルの脳波(SMR波)の覚醒レベルで起こると推測されています.


覚醒レベルは低すぎると注意が散漫になり,高すぎると緊張してしまい,パフォーマンスが低下してしまいます.


これは,「逆U字仮説」と呼ばれるパフォーマンス理論です

上記のイラストからも高いパフォーマンスを発揮するには,脳の覚醒レベルのコントロールが重要なことがご理解いただけると思います.

 

これは,アスリートだけでなく,ビジネスマン,ミュージシャンなどどんな職業でも同じです.

 

ただし,競技種目や職業に応じて,最適な脳の覚醒レベルは,中レベルを境に前後します.

 

いずれにしても脳の覚醒レベルを中レベルにコントロールすることが要求されます

 

実際の脳の覚醒レベルをコントロールする方法として,呼吸法やイメージ技法などがあります.

当然,実際に脳波の測定を行わないと,今の脳の覚醒レベルを知ることはできません.

 

海外のオリンピックチームでは,脳波を活用した科学的なメンタルトレーニングが積極的に導入されています.

 

しかし,日本は指導者不足のため,非常に遅れをとっています.

 

7年後の東京オリンピックまでに少しでもこの状況が改善されると良いですね.

 

根性論や,ただ漠然とリラクセーションを行うだけでは,本番で実力発揮することは困難といえます.

 

リラクセーションは,緊張状態で使えてこそ,はじめて使えたことになります.

 

それには,様々な状況を想定した脳波トレーニングは避けては通れないのです.

 

筑波大学発ベンチャー株式会社サイバー・ヨガ研究所代表取締役 辻 良史



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