明日からでも直ぐ取り掛かる起業 - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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明日からでも直ぐ取り掛かる起業

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 現代のわが国の起業の特徴は、この10年近く50代60代の人の起業が多いことです。中高年の起業が多いのは、世界的に珍しいこと。その背景にあるのは、老後の生活への不安です。わが国は、膨大な額の財政赤字を抱えています。年金にしても、今後これまで通りに支払われるか不安があります。

 これまではデフレ経済だったため、年金生活者は貨幣価値が下がる心配をしないで済みました。今後、デフレからインフレに変わりますと、これまでの年金額では価値が下がりますから生活が厳しくなります。定年以降も働こうとすると、これまでの仕事の知識や経験を生かして起業する人が増えています。

 金銭的な問題ばかりでなく、最近は健康面からも起業が見直されています。早い人では、60歳になると仕事を辞めてリタイヤする人がいます。趣味や特技を楽しみに、毎日を過ごす生活は理想的と思われますが、実際は毎日毎日ゴルフや絵画で過ごそうとしても、次第に飽きてくると言われます。

 仕事をしなくなると、病気になる人が増えます。確かにストレスは健康に悪いですが、まったくストレスはなく、心配事もなしの生活は認知症になりやすい気がしています。勤めていると、少しぐらいの身体の不調は気にしませんが、心配事がないと気持ちが患うことになります。

 そこで明日からでも、直ぐ取り掛かる起業です。決して起業に専念することはありません。現在の仕事は今まで通りに続けながら、余った時間を活用して起業準備を始めることです。一人で事業計画を作成し、資金繰りを考える準備なら、直ぐにでも着手することができる点が起業の有利な点です。

 現在の起業では、一人で孤立しないで他の人を巻き込むこと。利益ばかりを重視しないで、社会に貢献できることを考えること。これまでのビジネス経験を上手く生かすことなど、中高年ならでは起業があります。地域社会と共存することを経営の根幹にして、息の長い会社作りを考えてください。

【一言】
 東京・八王子で摘発された副業を勧めるリミテッドが運営する「メディアリクルート」と言う会社は、ウエブサイト開設で副業をすると収入が上がるとして、30~40万円でサイト作りをしていたようです。収入を保証して、なかった場合は全額保証を謳いながら、返却をしないためトラブルになっています。朝日新聞掲載。安易に人任せの副業など、信用しないこと。

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