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中古住宅を購入する際の注意点【容積率オーバー-3】

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容積率を緩和させる方法として、もうひとつに「車庫緩和」という方法もあります。

 

 

これは、駐車場の床面積は、延床面積から5分の1までを限度に除外することができます。

 

例えば1階部分が70平米(内30平米が車庫)、2階部分も70平米、3階部分も70平米の

 

場合、延べ床面積は210平米です。

 

 

しかし、車庫緩和(210平米÷5=42平米までを除外)を利用すれば、容積率算定上では

 

180%として申請できます。

 

 

ちなみに、この車庫緩和と先程の地下緩和は併用できます。

 

容積オーバーの既存建物の間取り、建て替え時のプランによっては、

 

容積率緩和を利用することでオーバー分を補い、建築確認申請より

 

現況では大きな建物を建築することが可能なケースもあります。

 

 

 

他にも、「壁面ラインの指定がある場合の緩和」「特定道路による容積率の緩和」など、

 

ちょっと特殊なケースでの緩和もあります。

 

こういった「容積率オーバー」という違反に対して、「容積率緩和」という法律を駆使する

 

ことで、合法的に同規模の大きい建物の建築を可能にできる物件もあります。

 

 

次回は、容積率緩和などの法的なものでなく、ちょっと例外的な方法と、

 

容積率算定の注意点を説明致します。

 

 

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売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。

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