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相続手続はいつまでに何をしたらいいの?

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ラジオ(FMあまがさき、「中西優一郎のLaw・and・Order」の第50回目、平成25年3月14日分)に出演致しました。

「相続手続はいつまでに何をしたらいいの?」

先日、私の父が90歳で亡くなりました。

母は84歳で健在です。私は、弟と2人兄弟です。

父が亡くなった後、自宅の不動産や預貯金の相続など、色々な手続が必要だと思うのですが、何から手を付けていいのかよく分かりません。

いつまでに何をしたらいいのでしょうか。

 

というテーマでお話ししました。

相続は誰にでも起こり得る身近なことですが,実際に相続が発生してから慌てて対応することがよくあります。

相続手続は、まずは、遺言の有無の確認、相続人及び遺産の範囲の確定などから行います。

特に時間がかかるのは、遺産の範囲の確定です。亡くなった親と同居していなかった場合には、親の預貯金、株式、不動産がどこにあるか分からず苦労することがあります。

その他、相続人は、借金など負の財産も相続しますので、親の債務、連帯保証債務なども調べておくことが大切です。

この点、プラスの財産よりマイナスの財産のほうが多い場合には相続放棄をすることができますが、相続放棄は相続の開始があったことを知った時から3ヶ月以内にしなければなりません。

したがって、相続放棄するか否かを判断するため、この時までにプラスとマイナスの財産の概要を把握しておく必要があります。

これらの調査を経て相続人及び遺産の範囲が確定したら、(遺言がない場合)相続人全員で遺産分割協議を行います。

遺産分割はいつまでにしなければいけないという期間制限は設けられていませんが、相続税の申告期限が10か月とされていること、時間が経過すると遺産が散逸したり、更に相続が発生するなど権利関係者が増えて複雑になることから、なるべく早い時期に遺産分割をしたほうがよいです。

番組内容の概要

番組では、相続の手続について、

「相続の手続の流れは?」

「いつまでに何をしたらいいの?」

「相続人の調べ方は?」

「相続財産の調べ方は?」

などについてお話ししました。

内容の概要は、以下のとおりです。

相続の手続の流れは?

・相続とは

・相続の手続の流れ

いつまでに何をしたらいいの?

・死亡届

・遺言書の有無の確認及び検認手続

・相続人の確定

・相続財産及び債務の調査・遺産目録の作成

・相続の放棄又は限定承認の検討

・被相続人の所得税の申告・納付

・遺産分割協議

・相続財産の名義変更手続

相続人の調べ方は?

・相続人とは

・法定相続人

・戸籍謄本類(戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍謄本)

相続財産の調べ方は?

・相続財産とは

・預貯金

・不動産

・有価証券

・債務

その他、相続で気を付けること

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