散らかった部屋に潜んでいる危険性についてご存知ですか?
散らかった部屋に長く住んでいると、散らかっている状態に慣れてしまい特段片付けようという気も起きず(心のどこかには引っかかっているものの)そのまま何年も住んでいる方は意外と多いです。散らかった状態でも不便に感じることもない人は片付けの重要性について気づいていない方がほとんどです。それではなぜ整理して片づけをした方がよいのでしょう。
1、不衛生になる
散らかったお宅に行くと100%と言っていいほど、埃がたまっています。散らかってはいるものの、埃ひとつないきれいなお部屋は見たことがありません。モノが散乱していると、全体的に掃除機をかけることもできずそのまま放置してあることがほどんどです。中には食べかけの食品やお弁当の残り、お菓子のかすなど害虫の餌になるようなものまで放置してあるお宅もあります。ゴキブリ、ネズミなどは不衛生なところに集まってきて菌やウイルスなどを持ち込む場合もあります。埃やハウスダストはアレルギーの原因にもなりやすく、喘息などにもなりやすくなります。掃除をしやすくするためにはまず不要なモノを捨てるなどの整理が必要です。
2、災害時の危険性
モノを積み上げているお宅、廊下や階段にモノを置いているお宅。地震が来たり火事になったとき、すぐに逃げられますか?上からものが落ちてきたり、廊下がふさがれてしまったりすればひとたまりもありません。ベランダに放置している不用品がいざという時に非常口を塞いで逃げられないなんていうことも。防災上、日常から不要なモノを置かないことがとても大切です。動線は必ず確保してください。
3、精神的に不安定になる
散らかっていると、家に帰るのが嫌になるという人がほどんどです。それはリラックスできないばかりでなく顕在的に「イライラ」を感じるためでしょう。落ち着かない、探し物が出てこない、新しく買ったものをしまう場所もない、家族がコミュニケーションを取らずにバラバラ・・・なんていうことも多いのです。使わないモノをしまい込んだ場所はなんとなく重い空気を感じます。押入れや納戸、クローゼットもスッキリと整理して風を通してあげると中のモノも喜びますし、気の流れもよくなります。精神的な落ち込みに気の流れが関係しているといいます。気の流れが良くなると、ポジティブな気持ちになってきます。不用品は早く処分してしまいましょう。
4、時間の無駄が発生する
散らかっている部屋では探し物に時間を取られます。掃除などの家事も時間がかかります。1日5分探し物をしていたとすると、年間で30時間以上も無駄にしていることになります。その時間を是非好きなことに有効活用してみませんか。
5、経済的ロスが発生する
整理がされていないと、自分が何をどれだけもっているのか把握することが困難となります。そのため、重複買いしてしまうことも多くなります。冷蔵庫の中から賞味期限の切れた食品がどっさり出てきたり、あると分かれば買わなかったものもたくさんあるはずです。整理する事により、無駄な消費がなくなります。
これらのことからも自身の住空間を整理された状態に保つことが重要であることが分かると思います。是非、使っていないモノは処分して自分に必要なものとは何か考えてみてください。
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