- 塚本 有紀
- フランス料理・製菓教室「アトリエ・イグレック」 主宰
- 大阪府
- 料理講師
対象:料理・クッキング
- 黄 惠子
- (料理講師)
2月27日
パン・ド・ロデヴを楽しむ会が
世田谷・桜新町「ベッカライ・ブロートハイム」のカフェ・ゼーバッハにおいて開催されました。
総勢31名の参加者です。今回は関東を中心に、北海道から岡山の方まで!
ご店主の明石さん。言わずとしれた大人気のパン屋さん。日本全国に明石さんのパンのファンがたくさんいらっしゃることでしょう。
今回はそもそも20名の定員設定だったところ、何度も増員をお引き受けくださり、結局は事務局である私まで含めて31人も座れることに。
「大丈夫。ちゃんと座れるようにするから!」
とホームセンターで机の脚を買って、組み立て式のテーブルを増設してくださったようです。ぎゅうぎゅうですが、これもまた楽し、です。
おかげさまで今回は、私はちょっと受付の仕事をしたら、あとはずっと座ったまま。おいしいロデヴと美味しい料理にワインをいただき、おいしいもの好きの方々との楽しい時間を心ゆくまで過ごしました。
明石さんのロデブはひとことで言うと、超がつくおいしさ。しっとり水分が多く、でも軽やか。心地よい酸味と重層的な旨味が広がります。
皮は厚すぎず、薄すぎずのぴったりさ。
驚くほどの量のパンがみなさんによって食べられたそうです。それはそうです。あまりにおいしかったから。
プレーンと胡桃入りとドライフルーツ入りの3種です。
ロデヴは「僕のようなオヤジがよく買いに来てくれるのです」とのこと。
ドライフルーツ入りは私も大好きですが、「オヤジには酒のつまみによく売れる」のだそう。びっくりしました。
明石さんは料理より何より、「シンプルにバターと食べる」のが一番とおっしゃいます。
たしかに。完成された上質なパンはそれだけで十分においしいもの。何かに添わなくても、何かを添わせなくても十分なのかもしれません。
ただし作るのは「本気」でないと無理だとも。難しいパンですから、生半かな気構えでは太刀打ちできなさそう。だからこそ作り甲斐があるパンなのだそうです。
こちらも気合いを入れて、頂きます。
明石さんは、とあるお客さんから
「明日の朝起きるが楽しみなパンなのです」
という言葉をもらったのだそうです。
「最高の言葉です」。
その方のお気持ち、とてもよく分かります。ベッドに入り、明日の朝の朝食の風景を心に思い描きながら眠りにつくのは至福のとき・・。
単独でもおいしい、といいつつ、グーラッシュも
ラタトゥイユも、またまたパンが進むおいしさです。
そうそう、ロデヴの町にあったねじねじタイプも登場!
公式な会のご報告は、後日パン・ド・ロデヴ普及委員会のブログにて。
もうすぐHPもアップします(鋭意作成中)。
明石さんとお店のスタッフの方々の温かいもてなしに、お客様はみなさん口々に
「おいしかった」「楽しかった」
とお話しになりながら帰宅されました。
おいしいロデヴを囲んでの、楽しい食卓の輪がどんどん広がっていくことを願いつつ。
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