大泉 稔(研究員)- コラム「当事者にとっては確かに酷な判決」 - 専門家プロファイル

大泉 稔
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大泉 稔

オオイズミ ミノル
( 東京都 / 研究員 )
「保険と金融」の相続総合研究所 
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当事者にとっては確かに酷な判決

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生命保険 生命保険 2015-08-24 03:10

ウチでも、半年以上前に認知症の進んだ義母が最期を迎えたので。
当事者の気持ちは、ある程度、分かるつもりです。
『認知症の夫が火災、留守にした妻に責任は(朝日新聞記事…こちらをクリック)』

しかも、夫婦で旅行を楽しむために注文した地図を、妻が取りに行っている、
そんな、わずかな間の悲劇とは…。

そこへきて、「隣家への損害賠償を命じた」今回の判決は、確かに残酷だと私も思います。

ところで、引用した朝日新聞の記事には過去の例として
『徘徊中の高齢者が列車に撥ねられ、その妻にJRへの賠償を命じた判決』
についても触れています。
これは相手がJRですから。JRには、大企業としての懐の大きさを見せて欲しいと思います。


しかし、今回、「損害賠償を求めてきたのは隣家」、つまり個人です。
この損害賠償を免責にしてしまったら、今度は隣家の方が気の毒なのでは?
また、「保険を整備するべき」という記述もありますが、
むしろ、保険の方は…避けることができるのなら、避けたいのではないだろうか?

だとすると、認知症患者の家族の経済的精神的な負担は計り知れないものになってしまう。

う~ん、明日は我が身、そして、お互い様で済ませるのが、もっとも丸く収まるのだろうか?

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