年収300万、消費者金融で50万。住宅ローンは可能？

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

銀行の住宅ローン審査においても、消費者金融があると
一概にダメということはありません。

金融機関の審査においては、納税証明書によって
確認できる所得金額を年収として判断します。
現状で、申告を行っていない200万円は
収入として判断してもらえません。

年収300万円から、都市銀行の審査金利(3.55%〜4.00%)で
返済比率30%、借入期間35年とした場合の、借入最大金額は
1800万円〜1690万円程度となります。

この金額は、消費者金融48万の借入によるマイナスを考慮していません。
一般的な計算方法(50万円以下の借入なので毎月1万円で試算)で
支払能力から差し引いて計算をすると、借入最大可能金額は、
1561万円〜1468万円程度になります。

今回のSBIの結果(1600万円)は、かなり甘く見てくれた
印象があります。
SBIで結果が出ているので、個人信用情報上の問題は
ないと思われます。

お聞きしている範囲だと、借入金額が支払能力を
オーバーしている(返済率オーバー)状況です。
借入金額を下げれば、銀行の審査も通ると思われます。

少しでもお役に立てれば幸いです。

「SBIで1,600万円という返答」とありますが、審査自体はどの段階まで審査が進んでいらっしゃるのでしょうか。

一般的に住信SBIネット銀行のような、いわゆる''ネット銀行''の場合、事前の仮審査は、WEBサイト上でのお客様からの申告に基づく非常に簡易的な審査であり、CIC等の個人信用データの照会までは行っていません。
よって、都市銀行等が行う事前審査と比べると、その返答内容には不確実性が大きくなります。

正式審査の申込は、契約締結後に契約書等の写しを添付して、郵送で審査書類をやり取りすることになります。このとき、初めて個人信用データ等の照会を金融機関が行うことに対する同意書を提出するケースが多くなり、その際に仮審査時の申告内容と個人信用データに相違があるようであれば、融資の承認が下りないケースも多々あります。

売主(不動産業者または売主側仲介者)サイドでも、ネット銀行の仮審査で承認が下りているだけでは契約に応じず、他の金融機関の事前審査融資承認を求めてくるケースがあります。

なお、金融機関が個人信用データを照会する際には、少なくとも下記の信用情報機関を使用するでしょう。
・全国銀行個人信用情報センター → 銀行系の借入れ・返済履歴
・(株)シー・アイ・シー → 信販、クレジット系の借入れ・返済履歴
・(株)日本信用情報機構(旧CCB) → 消費者金融・商工ローンの借入れ・返済履歴

以上、多少なりともご参考になれば幸です。


リード 中石 輝
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