対象:住宅設計・構造
土地の契約にあたり、日当たりについて心配しています。
購入予定の土地は、宅地造成中で南側道路5m(私道)の土地を
検討しています。造成中のため、両隣もまだ家が建っていない
状況です。
現在、心配しているのは、西側のお隣と1.6mのようへきがあり
東側のお隣とは0.8mとなっている点です。
敷地の面積は、横9.24m、縦13.54mの長方形で、延床面積28坪
程度の家を作る予定でいます。
冬は北側の部屋が、日当たりが悪くなってしまうのでは?と心
配しています。西側のお隣との1.6mの高低差は、家を建てる条
件として、今後ネックになるのでしょうか?
QOOさん ( 東京都 / 女性 / 31歳 )
回答:1件
中村 雅子
建築家
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日当たりは断面計画できまります。
ご質問から推測致しますと南北に長い37.8坪の敷地に余裕のある建蔽率37%の総2階建てのplanを想定します。上の写真は北側に高い道路、西側も勾配道路をはさみ隣家がせまって立っています。その2方向は閉じた設計をして、南東コーナーに中庭を設けたL型planです。
全室がこの中庭に向かって開いているので1/2階とも日当たりを確保しています。北側の小さい部屋にはtopライト(天窓)も確保して明るい部屋となっています。下の写真は屋根からの光を下の部屋まで届かせています。
敷地要件としては南側道路からの高い部分からの光や南北の中央にプライバシーを確保した中庭を設け日当たりと中庭の一挙両得の計画も出来そうですね。
それと屋根からの光も使ってきちんとした断面設計をすれば十分明るい部屋となるでしょう。ついでに南北の風の通り道の設計もできますね。
建蔽率(敷地に対する建物の面積)もそう多くないので、信頼のおける建築家にご相談頂ければ幾らでも案が出てくる物件だと思います。
(現在のポイント:-pt)
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