対象:ペットの医療・健康
9歳のラブラドールですが、2週間前くらいから餌を急に食べなくなり、黒っぽいげりと嘔吐を繰り返す毎日が続きました。
病院に行ったのですが、黄疸も出ていて腹水までたまってしまっているという非常に危険な状態たと言われました。
CTをとった結果、胆のうに胆石が詰まっているという原因が明らかになったので、2日前に胆のうを取る手術をしました。
手術前はビリルビンが20.0と非常に高く、GTPも700を超えていました。
手術後は良くなるかと思っていたのが、ビリルビンが一度は下がったもののまたあがり、黄疸もさらにひどく感じるほどで、昨日面会に行ったのですが、意識がモウロウとしているように見え、尻尾をふるのも精一杯でした。
手術は成功した様ですが、以前より明らかに元気が無く貧血を起こしており、昨日は輸血する処置がとられました。
先生によると、白血球がさがっていてビリルビンも上がってきたので、血液中になにか異変が起こっているのかもしれませんと告げられました。
出来るだけ毎日面会に行ってあげて、安心するように元気付けようと思いますが、これから元気になる煮込みはあるのでしょうか?毎日不安でとてもつらいです・・
広海さん ( 兵庫県 / 女性 / 25歳 )
回答:2件
胆のうの手術
ワンちゃんの上部消化管の疾患の確定診断はとても難しいものがあります。 胃幽門部、十二指腸、胆管系(総胆管、肝内胆管)、膵臓、脾臓(溶血性疾患)など鑑別すべき重大な疾患がわんさととあります。
今回のケースでも、恐らくいろんな検査をした上でも、『これだ』という確定が難しいケースだったのではないかと思われます。
改めて、肝(組織球性疾患、リンパ腫など)、胆管系、脾(溶血性)、などの洗い直しが必要になっています。
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RE:胆のうの手術後について
胆石症の手術を行って一度ビリルビンの数値が下がり、再び上昇してきたのであれば胆管が再び閉塞してる、あるいは赤血球が破壊されているかもしれません。肝外性の閉塞(胆嚢、胆管など肝臓の外での閉塞)の原因としては膵臓の異常、十二指腸や幽門の異常、胆管の異常があります。犬で最も発生しやすい原因は膵炎といわれています。このことをふまえ、胆嚢以外に全身状態の低下に繋がる異常が他にないかどうかもう一度血液検査や腹部超音波検査を行う必要があります。また、全身状態が低下してくるとDIC(播種性血管内凝固)という病態に陥ることがありますので注意が必要です。DICは血中の血小板が異常に消費されることにより全身に血栓が形成され、多臓器不全を引き起したり、逆に出血が止まりにくくなるような病態です。DICの発見にも血液検査が必要となります。症状の改善が見られないようであればもう一度精査することをかかりつけの獣医師とご相談されてみてはいかがでしょうか。
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