対象:住宅資金・住宅ローン
2005年に住宅を購入し、夫が2500万、私が1450万のローンを組んで返済中です。来年の3月で、私が退職することとなり、その後のローン返済は、夫の収入からすることになるかと思います。来年の3月時点での残高は、夫1900万、私が1230万です。夫の収入から返済するということは、贈与にあたるのでしょうか?この場合、銀行・税務署等、どこに相談するべきなのでしょうか?
ちなみに登記は夫2/3、私が1/3です。
benさん ( 神奈川県 / 女性 / 32歳 )
回答:3件
退職後の住宅ローン返済について
ben さま
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
奥様がご退職された後の、住宅ローンの返済につきましては、
前提がどうなっているかによって、対応が変わってきます。
1)ご主人様が変わって返済をする場合
この場合、奥様の名義分のローンまで支払うことになりますので贈与となります。
年間110万円を越える部分に関しましては贈与税が発生します。
2)一時的に、ご主人様が立て替えて返済する場合
この場合は、ただ単に夫婦間で金銭の貸し借りがあったということなので、
贈与にはあたりません。
ただし、この場合は、夫婦間でもきちんと金銭消費貸借契約を交わして
後日、返済したという履歴(通帳)の確認が取れなけれ、贈与とはみなされてしまいます。
ただこういったケースは、相続税対策での資金移動が目的ではなく
生活のための金銭のやり取りになるので、とやかく言われることはあまりないようですが、
念のため、所轄の税務署には確認してください。
以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也
評価・お礼
benさん
丁寧なお返事、ありがとうございました。
贈与税がかかるほどの返済額ではないので、安心いたしました。
回答専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
渡辺 行雄
ファイナンシャルプランナー
-
住宅ローン返済の件
benさんへ
はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。
『夫の収入から返済するということは、贈与にあたるのでしょうか?』につきまして、贈与とは無償の対価移転となりますので、この場合、benさんのお考えのとおり、贈与となります。
よって、基礎控除額の110万円を超える部分につきましては、贈与税の課税対象となりますが、借入残高から推察するに年間返済額が110万円を超えているとは思われませんので、大丈夫だと思われます。
『この場合、銀行・税務署等、どこに相談するべきなのでしょうか?』につきまして、税金に関する相談は所轄の税務署となります。
benさんのようなケースは良くあることですから、あまり過剰に心配をする必要はないものと考えます。
以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄
評価・お礼
benさん
丁寧なお返事ありがとうございました。
自分の周囲で夫婦でローンを組んでいる方がいないので、よくあるケースとのご意見に安心しました。
山中 三佐夫
ファイナンシャルプランナー
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贈与税申告をすることで立証されると!
ben様へ
はじめまして、FP事務所アクトの山中と申します。
今回、ben様からのご質問につきまして、お応えさせていただきます。
下記をご参考にされてはいかがでしょうか。
(ご参考)
1.この住宅ローンの組み方は各々連帯債務方型で、毎年の収入から住宅ローン控除をされていると推測いたします。
2.それを来年4月から、ben様の住宅ローン返済をご主人さまが代わりに実施することですが、住宅ローン借入名義は変えず毎月の返済額をご主人さまから贈与を受けることになると思います。
3.この贈与は夫婦でも年間110万円以下であれば非課税となります。それは、翌年の2月1日から3月15日までに贈与税申告をすることで立証されると考えます。
4.又、来年3月までのben様の収入が有ると予想されますので、翌年の住宅ローン控除は可能性があります。しかし、翌々年から専業主婦となり無収入となりますと住宅ローン控除は使用できなくなります。
5.最後に専門部署で相談されることは良いと思いますが、上記3を実行するときに税務署の担当係で確認されることをおすすめいたします。
以上
評価・お礼
benさん
迅速なお返事ありがとうございました。
benさん
住宅ローン控除について
2008/09/21 21:16わかりやすいお返事をありがとうございます。
住宅ローン控除については、ご指摘の通りです。
その件について、控除を受け続けられる可能性について、教えてください。現在の私の貯金で5〜6年は返済を続けることができるのではと思いますが、その場合、控除を受け続けることができるのでしょうか。それとも、やはり収入がないことで、もう控除を受けることはできないのでしょうか。
benさん (神奈川県/32歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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