社内システムの見栄えにこだわるのは無意味ですか？

見栄えや見た目の美しさよりも、システムの使い勝手に力を入れるべきです。

しかし、使い勝手の中には、

・見やすい画面である
・使いたい機能を見付けやすい

というのがあります。
これらの条件を満たすためには、「ユーザの見え方」に気を配ることになります。

「見た目が分かりにくくて、使えない」などということになっては、残念です。
結果的として、ある程度の見栄えのするものになると思います。

なお、システムユーザの属性などによっては、見栄えにこだわったほうが良いこともあります。

例えば、ユーザに女性が多い場合。
「きれい」「かわいい」はシステム導入の潤滑剤となります。

システムの使い勝手を最優先に考えてくださってかまいませんが、

・誰が使うのか
・どのようにシステムを導入していくか

などの視点を含めて、
見栄えをどうするかを検討していただければと思います。

**資料上ではなく
実際の動きだけおえるモックアップも設計作業のひとつとして行うことを、弊社では実施しています。開発効率は短期的にみるとあまりよくありませんが、クライアントに実際に動きを使ってもらうという点で、精度は非常にあがります。
最近、画面設計などが省略されているケースが多いですが、個人的には逆に力を入れるべき点だと思っています。

**ユーザービリティと見栄えの違い
見た目が綺麗であっても、実際のユーザービリティとは異なります。タブの順番に気がまわっていないことなどは比較的良くある話です。あくまでもユーザービリティとして精度があがったうえでの画面の見栄えになると思います。
見栄えが豪華でも、使いにくい(フォント含めて)画面は、ユーザーには受け入れられないものですが、逆にシンプルであっても、見栄えに意見が出ても、運用上はすんなり受け入れられるケースが非常に多くあります。

「美しさ」がデザインの斬新さなどの意味であれば、私はこだわる必要は無いと思います。
業務用システムという事でもあり、「可能な限りシンプルに」をお勧めします。

こんにちは。ウェブウェア・オルグの井上と申します。

技量のあるデザイナが考案したインターフェース(見た目)は見やすい場合がありますが、これが「美しさ」かというとその判断は微妙ですし、人によっても見方は異なります。

業務用のシステムの使いやすさは例えばメニューや項目の並び順やよく使うボタンの大きさなど、開発時は思いもよらなかった点でのクレームが現場から上がってくる事がしばしばです。

個人の(または少人数の)デザインの好みを反映させて作ったシステムは後での変更も効かずどちらかと言えば使いにくくなることも多いですので、「見た目にこだわる」予算と時間がある場合、実際にお使いになる方の意見を優先して取り入れると良いと思います。

小規模 Web システム開発 ウェブウェア・オルグ