対象:住宅設計・構造
数年後くらいに家を建てたいと調べているところです。(土地探しはこれからですけど・・・)
http://profile.allabout.co.jp/house/009/qa/qa250.htm
先日、こちらで質問したものです。4歳の女の子と1歳の男の子がいます。
子供部屋はそこそこの大きさにし、中学校くらいまではリビングでお勉強させたいというイメージが固まってきました。ダイニングテーブルで勉強させてもいいのですが、主人がどうしてもパソコン用のデスクがほしいと言うので、いっそのこと子供と共用にしてはどうかと思っています。
二人が勉強できて、主人のパソコンも置けるようなデスクとなると、けっこう大きくなりそうです。壁際につけて、デスクの上の方にはたっぷりめの収納があるイメージです。実際に必要な大きさや、プランの例、あと出来ればどれくらいの費用がかかるか、アドバイスいただけないでしょうか?
すずきさん ( 東京都 / 女性 / 36歳 )
回答:6件
末永く使える場所に
こんにちは、すずきさん。
以前、ダイニング脇にパソコンテーブルを作った事例があります。
http://homepage3.nifty.com/architect_hiro/sub/2_1.htm
パソコン関係はプリンタ、fax等もあると、いろいろかさばるのでこういった場所も必要になってきたなと感じています。
費用は大工さんに一緒に作ってもらいましたので、数万円というところでしょうか。
この机は余分なスペースを活かして作った三角形のテーブルなので単純に比較できませんが、巾は1.5mほどあります。
ご希望のようにお子さんと一緒にご利用、ということですと、一度に一緒に使うことを考えるともっと大きく、ダイニングテーブル位になるでしょうか。
奥様も、お子さんが幼稚園や学校に行った後、この机でご趣味をなさったりできれば、ちょっとした家の中心の場所にもなってきますね。
また、お子さんとしては中学生以上になると、本も増えますので、個室に勉強机が必要になってくるかもしれません。そのときもうまく使えるような素敵な場所になれば良いですね。
いろいろ楽しいアイデアも出てきそうです。
評価・お礼
すずきさん
ご丁寧なアドバイス、ありがとうございます。オーダー家具の値段について調べたことがあったのですが、非常に高かった記憶がありました。家といっしょに大工さんに作っていただくと、ずいぶん金額がちがうのですね。とても参考になりました!
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会話と気配を感じる場所
MTKarchitectsの目時です。
前回の回答がお役に立てたようで幸いです。
さてご質問の件ですが、実例をあげてご説明させていただきます。この物件は、マンションですが戸建にも応用できると思います。
LDそしてキッチンがひとつになったワンルームのコーナーに親子で利用できるPC・スタディールームを設けました。
写真
プラン
キッチンやLDから気配を感じ、会話を聞ける場所に位置するため、親は子供の様子をうかがえ、子供は全く孤独になるのではなく、家族の気配を感じ取れるので安心していられる場所です。でも全てがLDから見えるわけではないので、個人のパーソナリティーを保つことができます。
このスペースでは、常に家族どうしのコミュニケーションが取れます。
またこのようにダイニングテーブルとは別な場所に設けることで、食事の度にテーブルを片付けるストレスからも開放されます。
収納については、全体的なプランにより異なりますが、テーブル上部の吊戸棚やテーブル下を利用したり、このプランの場合は、この部屋のすぐ隣の部屋が納戸でしたので、そちらの方にも収納できます。プランを考えるとき、この様にしてみるのも一つのアイディアでは。
サイズ的には、ここは幅2.4m、奥行60cmのテーブルを造りつけで置いています。大人と子供2人は充分に入れるスペースでしょう。
参考になりましたでしょうか。家を創るのは、家族の夢を創る作業です。将来の夢をふくらませてください。
評価・お礼
すずきさん
ご丁寧なアドバイス、ありがとうございます。
テーブルの幅や奥行きについてなど、とても参考になりました。しかし、それだけでなく、写真の事例、とても新鮮でした!
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跳ね上げ式のワークスペース
こんにちは、すずきさん。リーフの澤入です。
先日の質問回答のお返事、ありがとうございました。回答に対する反応を素直にいただけると、こちらとしても励みになります。
リビングダイニングで勉強や作業をさせるとなると、そのスペースや来客時の対応などいろいろと気になりますよね。じゃあ前回の回答同様、既成概念を取っ払ってみましょう。柔らかく、柔らかく。。。
リビングダイニングに対してのデスクスペースが気になるのであれば、小さくしてみましょう。って言うか、小さくなるように細工しましょう。来客時に雑然としたところを見せたくないのであれば、隠してしまいましょう。
で、右のスケッチのようなものを考えてみました。テーブル天板は跳ね上げ式で、使わない時は畳んでおけばよいでしょう。天板の丁番強度は、ミシン丁番や、ダンパーを使ったり、下の収納の出幅を大きくすればクリアできます。上の収納の懐に照明を埋め込めば、スタンドライトもいりません。将来的に使わなくなったら、天板は取り外し、飾り棚としてはどうでしょうか。
子供が小さいうちは、リビングダイニングで勉強させる。というのは大賛成です。うちもそうです。
しかし、単純にダイニングテーブルで勉強させると、心の切り替えが小さい子には上手くできないようです。目が届く場所に十分なスペースが確保できるのであれば、上にある目時さんのプランなどはとても綺麗ですし、場所が変わる事で心の切り替えもばっちりです。しかしそうでないなら、畳まれている勉強机を開く作業で気持ちを切り替える、というのもありでしょう。
金額的には、家具工事とするか、大工工事とするかで変わりますが、お安く済ませば数万でできます。
評価・お礼
すずきさん
う〜ん。またしてもすばらしいアイデアをありがとうございます。スケッチまで描いていただき、恐縮です。私のもっていたいろいろな問題が一気に解決しそうです。ますます夢が広がってきました!
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子供の住環境を考えることについて
すずきさん
はじめまして。「子供の住環境を考える」建築家の八納(やのう)といいます。書き込みが今から1年半くらい前ですが、もし参考になればと思って書き込みますね。
私はこのオールアバウトにこの6月から執筆を開始したのですが、私がこのサイトでお伝えしたいのは「子供にとって本当に必要な住環境とは何か?」ということです。もし興味がありましたら、ご覧ください。
http://profile.allabout.co.jp/pf/keizo-office/column/list/series/2888/?p=1
では鈴木さんにとって幸せな住まいが出来ている事を祈っています。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
各務 謙司
建築家
-
勉強コーナーと家族図書室
カガミ建築計画の各務です。
ご質問の件、僕らもよく相談される内容とよく似ています。
僕らが設計した住宅での対処例と、他の建築家の方がどう考えているかの事例を紹介します。
僕らが設計した久我山・O邸では、アイランド・キッチンの隣に書斎・勉強コーナーを作りました。このお宅は、2階リビングで、キッチンが中心にくるような設計をしています。奥様が料理の間に仕事をする間も、小学生の子供が勉強するのを見てあげられるようにと考えてのことです。子供の勉強だけであれば食卓でも大丈夫ですが、コンピューターを設置すると、プリンターや付属品が来てしまいますから、食卓では厳しいですね。
もう一つは、岡部千里さんという建築家の住宅です。これは朝日新聞の2月6日に掲載された「女性視点の家広がる」という記事に紹介されていた事例でもあります。この方はリビングの隣に、4畳半程のスペースを作り、そこを''家族図書室''としているそうです。ポイントは片付けなくて良い事と、他の部屋から全部は見えないことだそうです。
すずきさんの質問から、僕も新たな勉強をさせて頂きました。自分が小学生だった頃、皆が賑やかにしている横のダイニングで宿題をやっていた事を思い出しました。そんな思い出も大切にしながら、家族にとって一番望ましい住宅を設計して行きたいですね。
宮原 謙治
工務店
-
感心しませんね・・・。
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
若いご家族の打ち合わせで同じような要望が出てきます。
■『ダイニングテーブルで食事と勉強どういう目的で欲しいの?』
『食事の準備をしながら、子どもが勉強をもみて上げられし、親子の断絶防止にもなりますから・・』
『子供は、いつまで(何才まで)勉強すると思う・・・?』
『勉強している近くで炊事の音はイライラしない?落ちつけると思う・・?』
『子供の立場で考えてみてよ。常に見られているとどう思う・・・・?』
家族の断絶の最も大きな理由は、意思の疎通がうまく行かない・・・つまり心が通じ合わないことにあるといえます。通じ合えない色々な原因があるかもしれませんが、その原因の一つに「」住まいの構造(仕組み)があるとすれば大変なことですね。
例えば、親と子どもの関係はどうでしょうか?
子どもは、時に親の存在をうっとうしく思うことがあります。そのくせ、親の意識を自分から離したくないという気持ちも持っています。面と向かうと素直になれない・・・出来れば親の顔を見ずに話したい時もある。真正面から注意されると、心ならずとも反発したくなる。・・・・私もこのような経験があります。
この心の行き違いを解決するのは「『心』です。
これを助けるのが、住まいの構造・・住まいの仕組みです。
LDKの仕組みを考えるときに、『母親の声が届く関係』です。面と向かわなくても話が出来るようなLDKの関係であり、完全に会話が区切られることのない仕組みです。自然体の生活です。
仕事の忙しい夫、それぞれ独自の世界を持ち始めた子どもたち、これらの家族一人ひとりが、母親と何らかのコミュニケーションを常に持ち得ることが大切ではないでしょうか?
(現在のポイント:-pt)
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