対象:住宅設計・構造
各務 謙司
建築家
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勉強コーナーと家族図書室
カガミ建築計画の各務です。
ご質問の件、僕らもよく相談される内容とよく似ています。
僕らが設計した住宅での対処例と、他の建築家の方がどう考えているかの事例を紹介します。
僕らが設計した久我山・O邸では、アイランド・キッチンの隣に書斎・勉強コーナーを作りました。このお宅は、2階リビングで、キッチンが中心にくるような設計をしています。奥様が料理の間に仕事をする間も、小学生の子供が勉強するのを見てあげられるようにと考えてのことです。子供の勉強だけであれば食卓でも大丈夫ですが、コンピューターを設置すると、プリンターや付属品が来てしまいますから、食卓では厳しいですね。
もう一つは、岡部千里さんという建築家の住宅です。これは朝日新聞の2月6日に掲載された「女性視点の家広がる」という記事に紹介されていた事例でもあります。この方はリビングの隣に、4畳半程のスペースを作り、そこを''家族図書室''としているそうです。ポイントは片付けなくて良い事と、他の部屋から全部は見えないことだそうです。
すずきさんの質問から、僕も新たな勉強をさせて頂きました。自分が小学生だった頃、皆が賑やかにしている横のダイニングで宿題をやっていた事を思い出しました。そんな思い出も大切にしながら、家族にとって一番望ましい住宅を設計して行きたいですね。
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