対象:経営コンサルティング
頭金0円でも買える物件、不動産、銀行はありませんか?首都圏では、優良物件は全額融資をしてくれるところがあるというのを聞いたことがあるのですけど、どこにあたればよいかが解りません。
けいひろさん ( 神奈川県 / 男性 / 36歳 )
回答:1件
田邉 康雄
経営コンサルタント
-
目的をよくお考えになることをお勧めします。
不動産の購入目的は何でしょうか? 御自分が居住されるのでしょうか? それとも賃貸に出すのでしょうか? 目的によって答えが異なります。
本件は、すでに回答した「親の個人事業の継承の仕方について」と「経済」の''Q&A''を御参照ください。以下は私の失敗例と失敗防止策です。
―― 私は「頭金0円でも買える物件」を賃貸目的で1987年に購入しました。
―― 当時はまでバブルは弾けていませんでした。
購入する物件価格は必ず上昇するという前提でした。ですから物件販売業者は、いわゆる提携ローンを組んで頭金ゼロで購入することを勧めていました。担保は購入物件そのものでした。
販売業者は言いました。「ローン返済額と賃貸収入額/''サラリーマン''節税額合計がほぼ同額であるので、10年も保持しているとその間現金流出ゼロであって物件が値上がりする。上がったところで売却すれば、まるまる儲かる」と。
このシナリオによって多くの人が不動産を購入しました。この動きがバブル形成を加速しました。私もこの動きに乗った一人でした。
―― バブルは弾けました。
価格は3分の1に下落しました。賃貸料も下落しました。ですからローン返済額の方が上回りました。これを乏しいサラリーマンの給料から補填しました。
―― 私が破綻しなかったのは、親から相続した不動産があったからです。そこでアドバイスします。賃貸目的でならば、頭金ゼロという''美味しい話''にのらないことです。
しかし居住目的ならば話は別です。自分の支払い能力を勘案してローンを組むことです。その際、リレーローンという手もあります。親子でローンをリレーする方策です。
―― ローンを組む際にアドバイスしたいことがあります。それは、20年先まででの''資金繰りを計算''することです。今はPCで縦横計算ソフトが利用できます。MS-EXCELなどです。これを利用して計算することです。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング