対象:経営コンサルティング
融資の相談にいった時、担当者と上席の人の会話が少し聞こえて、「ハケ」と聞こえました。
妙に気になりました。
それってどういう意味ですか、
また何か銀行取引に影響がありますか
teruma1さん ( 東京都 / 男性 / 43歳 )
回答:2件
銀行用語「ハケ」について
銀行用語で「破綻懸念先」の略称です。
「破綻懸念先」とは、現状経営破綻の状況にはないが、経営難の状態にあり、
経営改善計画等の進捗状態が芳しくなく、今後経営破綻に陥る可能性が大き
いと認められる債務者のことを指します。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
須藤 利究
経営コンサルタント
-
銀行の債務者区分のひとつです。
もともとは金融庁の''金融検査マニュアル''に債務者区分の考え方として、
マニュアルに載った言葉が始まりです。
では''「はけ」''とは・・・破綻懸念先のことです。一言でいえば、
倒産危険度(デフォルト率)が高い先と見られます。
具体的には、業況が悪く財務内容が悪化し、大幅な債務超過に陥り
何らかの手を打たないと、破綻の可能性が高い先というような解釈に
なると思います。
''融資''に関して言えば・・・''まず「NO」''借りることはまず厳しいと思います。
ここで、もし名誉挽回の手法とすれば、質の高い「経営改善計画書」の提出と
その履行です。
ついで周辺知識を少し
''債務者区分は5段階''に分かれています。
1.正常先 略語(セイジョウ)
2.要注意先 (ヨウチュウ)
3.破綻懸念先 (ハケ)
4.実質破綻先 (ジッパ)
5.破綻先 (ハタン)
と略して使っている所が多いと思います。
もし、「はけ」と言われたら、融資は相当厳しくなりますから、
早めに「経営改善計画書」の提出か事業再生の道筋を検討すべきだと思います。
ご質問がありましたら、また気軽にご質問をお寄せ下さい。
評価・お礼
teruma1さん
周辺知識まで教えていただき、ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング