床のアレンジ方法

こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。

私達日本人は、「床に座る」という住文化をもち、床に座ることで、どこか落ち着くという感性があると思います。 写真は、床に座る、畳で寝転ぶ、腰掛ける、ソファで寛ぐ・・・床段差をあえてつけてソファへ連続させることで、多様なスタイルで寛ぐことをコンセプトにデザインしたリビングです。

小型犬にとって、人間が普通住む部屋の天井高は高すぎます。

私達が体育館で寝るようなもので、落ち着くものではありません。

Ｍダックス程度なら５０?程度で充分でしょう。
もともと穴倉は動物にとってもっとも落ち着くスペース
そんな空間を用意してあげると、引っ越してきたその日に、自然にそのスペースに収まってくれました。

写真は、スキップフロアーの段差をペットの住処にしたものです。


ブログ／家づくり実況中継

建築倶楽部／前田敦

「バス通りの家」では、容積率を上げるために、地下の面積不算入部分や天井裏の不算入部分をつくり、さらに高度斜線ぎりぎりに3階をつくりました。
写真のリビングとダイニングの間にある２段のステップは、その結果できてきたようなものです。
しかし、そのステップは空間にリズムを与え、暖炉を囲むベンチ代わりにもなります。

こういった空間の使い方は、お子さんがとても上手で、遊びの道具に変えてしまいます。私が伺ったときは、丁度、小学校にあがる前の息子さんが、飛んだり跳ねたりしていました。大人には判らない遊び方が、２段のステップには潜んでいるようです。

詳しくは
http://www.seeds-archi.com/works.html

1枚目はモルタルに墨を混ぜたものです。普通のコンクリート色に飽きたらいかがでしょうか。まだらな感じがいい雰囲気です。

2枚目は床という言い方ができないかもしれませんが、窓台をベンチにした例です。手摺が背もたれになってます。

床のアレンジ方法とは面白いご意見ですね！！

私は、[窓＆壁]シリーズのコラムを書いていました。
http://profile.allabout.co.jp/pf/aokiemiko/column/list/series/3681/

今は[キッチン]シリーズを書いていますが、次は、[床]シリーズを書こうと思っていたところでした。
http://profile.allabout.co.jp/pf/aokiemiko/column/list/series/3433/

先をこされました。。。。残念。。。

しかし、次回の[床]シリーズの予告編を少しだけ。。。

最近は、バリアフリーの考えで床に段差をとらない傾向がスタンダードになりつつありますが、私は段差をとることお勧めです。

一つ例を。。。。
床というより、段差を利用した出窓ベンチです。
窓に沿って出窓とりベンチ代わりにするという考えです。

いかがでしょうか？？

「部屋を明るくするには？」というＱ＆Ａの所にも書かせて頂いたのですが、「変わった素材」と言うことで、FRPの格子状のグレーチングをご紹介致します。

半透明で格子状になっているため、光と風が通ります。
半透明だけでなく、色んな色のものもあります。

FRPとはFiberglass ReinforcedPlasticの略で、ガラス繊維で強化されたプラスチックの事で、船を造る素材にも使われ、強度も十分です。

写真は外部のベランダの例ですが、室内でも、もちろん使えます。