対象:防災
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最近首都圏ではゲリラ豪雨がかなり問題となっています。
この勢いで台風まで来ると首都圏機能が麻痺してしまうのではないかと思い
とても心配です。
台風に備えて首都圏で出来る事ってどのような事がありますでしょうか?
漠然と不安になってしまいます。
抽象的な内容ですみませんが、何かアドバイスがありましたらよろしくお願いします。
hyohyoさん ( 埼玉県 / 男性 / 30歳 )
回答:2件
いつやってくるかが見える台風、万全の備えで立ち向かいましょう
台風は「いつ、どこに、どのくらい」の被害が乗じるか、事前にわかる気象現象です。事前に発生が分かる災害で被害を出すことは避けたいもの、万全の準備で立ち向かいましょう。またゲリラ豪雨はや局地的大雨は数時間で弱まります、直撃を受けた場合は雨宿りをしてやり過ごせると安全です。
■ゲリラ豪雨について
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ゲリラ豪雨が最も発生しやすいのは夏の午後です。外出先で次のような兆候を感じたら、まもなく大雨に襲われる可能性がありますので、注意が必要です。
・巨大な積乱雲(入道雲)の発生が見える。
・突然空が暗くなる。
・雷の音が聞こえたり、光が見えたりする。
・ヒヤッとする冷たい風が吹き出してくる。
・大粒の雨や雹(ひょう)が降り出してくる。
上記のリストで、後半の兆候ほどゲリラ豪雨発生までの時間が迫っており、冷たい風が吹き出したらまもなく大雨に襲われます。
ところでこの兆候、これは「夕立」の直前と同じ現象です。ゲリラ豪雨という言葉が使われる前、この大雨はよく夕立と呼ばれていました。ところが最近、この雨がより激しくなる傾向にあり、夕立と表現できる規模を超えることが増加したため、ゲリラ豪雨という言葉が頻繁に使われるようになっています。
●街の中でゲリラ豪雨に襲われた場合は?
ゲリラ豪雨をもたらす積乱雲(入道雲)は、大雨以外にも落雷、雹(ひょう)、竜巻を併発させることがあります。ゲリラ豪雨の兆候を感じたら、即座に危険回避の行動に移ることが重要です。
短時間に猛烈な雨が降ると、都市の排水機能が追いつかずに局地的な浸水を生じさせることがあります。地下街や地下鉄の駅、また地下駐車場などにいた場合は、すぐに地上へ上がりましょう。
また大雨で道路のマンホールや側溝のふたが外れることがありますので、足下が浸水して見えない状態になっていたら、水が引くまで道路上を歩くことは避けてください。また車の運転も控えるようにしましょう。
■台風への備えについて
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台風により想定される被害は次のようなことが考えられます。
・大雨による浸水
・強風による住居の破損
・インフラ途絶(停電や断水)
事前の準備は、これらをイメージして行うようにしましょう。
●雨どい、側溝、屋外の排水溝はきちんと掃除をして、水はけをよくしておきましょう。特にシーズン最初の台風が来る前には、前年からの落ち葉やゴミが詰まっていることがありますので、早めに行います。
●植木鉢、バケツ、物干し竿など、屋外にあって固定されていないものは、一時的に玄関へ待避させるか、ネットとロープを使ってしっかりと固定しておきましょう。
●雨戸やシャッターがきちんと閉まるか、事前に確認しておきましょう。物置小屋のドアがきちんとロックされるかも調べておきましょう。
●雨戸やシャッターがないガラスの窓には、地震対策もかねてガラス飛散防止フィルムを貼っておきましょう。フィルムを貼っておけばガラスが割れても飛び散ることがなくて安全です。
※飛来物などで窓ガラスが割れた場合、台風のさなかにその対応をすることはきわめて困難です。今まで一度も割れたことがないから大丈夫、と考えずに最悪のことを考えて準備することが大切です。
評価・お礼
hyohyoさん
2013/10/21 13:40先日の台風26号が来た際にふと思い出し
評価をさせて頂きました。
本当に日々の防災、備えは大事だと思う規模の災害でした。
今後も地球温暖化により、台風が増えて行くと思います。
是非この回答を参考に、備えていきたいと思います。
回答専門家
- 高荷 智也
- (静岡県 / 備え・防災アドバイザー)
- ソナエルワークス 代表
備え・防災は、日本のライフスタイル。
「自分と家族が死なないための防災対策」と「経営改善にもつながる緊急時に役立つBCP」のポイントを解説するフリーの専門家。自然災害から原発事故、企業の危機管理まで分かりやすく実践的なアドバイスに定評があり、テレビや各メディア媒体への出演多数。
松島 康生
危機管理/BCP/防災計画コンサルタント
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これまでの経験に惑わされないように!
「災害リスク評価研究所」災害リスクアドバイザーの松島です。
コチラでは資料となる画像添付に限りがあるため、下記リンクに詳細をご用意しましたので参考にして下さい。
http://www.saigairisk.com/527.html
近年と過去の雨量データを較べると、いずれも観測史上最多の記録を更新している状況にあります(下記画像参照)。 集中豪雨を経験されたご年配者の方々がそろって口にしているのが「経験したことがない豪雨だった」ということでした。
首都圏における集中豪雨は、地球温暖化および都市のヒートアイランド化に起因するといわれる局地的な集中豪雨の発生や都市のコンクリート化に伴う雨水浸透量の減少により、雨水流出量が増大しています。
河川堤防の越水や破堤のような「外水氾濫(がいすいはんらん)」とは異なり、下水の処理能力を超える雨水が市街地へと流れ込む都市型水害と呼ばれる「内水氾濫(ないすいはんらん)」の危険性が高くなっています。
※参照:洪水・浸水時に気をつけたい場所
※参照:40秒でわかる浸水・洪水など「水害時のチェックポイント 」
http://www.youtube.com/watch?v=AvXwZUxohRs
■首都圏で予想されるリスク
〇地下への浸水
1999年6月、2003年7月の福岡水害。1999年7月の新宿での地下室への浸水。2000年の東海豪雨での地下鉄浸水。2004年9月の渋谷の地下店舗が浸水。これらの事例があげられます。
〇鉄道や高架下などアンダーパス道(トンネル道)
首都圏に限らないのですが、高架下などアンダーパス道(トンネル道)の排水が追いつかずに浸水しているケースが多々あります。
〇マンホールなどからの逆流現象
■洪水ハザードマップや内水氾濫マップを参考にしましょう。
下記のリンクにて要点まとめています。
「◆洪水ハザードマップの賢い使い方」
「◆洪水ハザードマップの落とし穴(注意点)」
「◆洪水が発生する前(予防対策)」
「◆洪水が発生したら(応急対策)」
http://www.saigairisk.com/113.html
なお、「ゲリラ豪雨」はウェザーニューズが作り出した造語で、意味合いは気象庁で言う「集中豪雨」と同じです。
(現在のポイント:2pt)
「台風の対策」に関するまとめ
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あなたの家は大丈夫?台風がきても慌てない対策まとめ
突然ですが、あなたの家は台風の対策はできてますか?近年、ゲリラ豪雨や大型の台風で家が壊れたり、自宅に帰れないなんて話が増えてますね。台風の対策をしたいけど、どこから手をつければよいか分からない…そもそも、何をしていいか分からないといった方にはおススメです。
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