対象:住宅設計・構造
宮原 謙治
工務店
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日本の家は引き戸の文化でした。
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
開き戸の家に出くわしますが、『使い勝手が悪いな!』と感じることが多いですね。日頃は出来るだけ開き戸を避けて、引き戸を多くした設計をしています。
その方が、安全であり広く部屋を使えるからです。また、風を流す場合も引き戸の方が都合がいいですから・・・。
ところで、ご質問の子どもさんが、面白がって遊ぶのではないかというご心配ですが、引き戸でも開き戸でも同じではありませんか?
最近の親たちを見ていて思うのは、危険だからそのことを体験しなくていいように、子どもを遠ざける傾向があります。過保護の責任を理解しようとせず、依存型性格の子どもを育てていることに気づかない。
子どものやさしい家造りは、甘やかすのではなく、子どもの将来のことを考えて、善悪の判断ができ、社会の荒波を乗り切れる気力と気迫を育み培える住宅住まいの環境をつくってあげることの方が大切ではないでしょうか?
風来坊さんが、謙さんのところのお施主様であればたぶん次のように言うと思います。
『こまんかこちょ心配せんとよかんべ考えんか!』
いかがでしょうか?
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この回答の相談
新築検討中です。トイレの前が廊下や洗面室のドアなどあり狭いので、トイレのドアをスライディングドアで検討中です。が、1点だけ不安なことが。大人は問題ないでしょうが、子供が面白がって遊んでるうちに手や顔を挟まれたりしないか心配です。
風来坊さん (鹿児島県/35歳/男性)
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