対象:住宅設計・構造
回答:8件
心配を有意義な事に変える事が出来ます。
ご心配になるのはもっともな事だと思いますが、どのような物でも事故
につながる事はある話です。風来坊さんは引き戸(スライディングドア)
は危険で開き戸は危険でないと思いますか?
案外皆さんが見落とされていますが、子供に限らず高齢者の開き戸によ
る事故が多く報告されています。開き戸による事故で最悪なのは、扉の
吊り元側で指を挟まれて指を切り落として仕舞う事故です。吊り元側は
大変な力が掛かるからです。
そのような事と比較した場合は引き戸の方がまだ安全ともいえるかもし
れませんが、大事な事は子供たちに危険であることを大人たちが教えて
行くことでは無いでしょうか?何をしたら危険なのか、その時にはどう
したらよいのか。
そのような視点を持って子供たちにも家造りに参加させると、家造りも
より有意義な事になると思いますが如何でしょうか?
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
特別なことはないと思います。
引き戸だからといって特別なことはないと思います。
僕は引き戸をよく使っていますが、どこのお宅(小さいお子さんのいらっしゃるお宅も含め)でも引き戸が特に危険だったという話しは、引渡1年後の検査に伺っても聞かれません。
あえて気をつけるならば、引き戸の引手の位置に注意することでしょうか。
デザインを優先すると、引き戸が引き戸の枠と同じ位置で引き込めれるように造ることがあります。これは、壁から引き戸が出っ張ることなく、きれいなのですが、引手が壁の中に入ってしまうため、うっかりすると、指が戸と壁(または枠)との隙間に挟まれることがあります。これはちょっと痛いです。
使う用途、使う人によって、デザイン(収まり方)を調整さえすればよいことです。
引き戸は日本の昔からのスタイルでもあり、使い方、使う位置を考えればとても有効なものです。積極的に使われてもよいのではないでしょうか。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
親子でのコミュニケーション
風来坊さん
はじめまして。心配は尽きないですよね。
またご年齢からしても、子供さんはまだ小さい
感じですね。
ちなみに、今の家では同じ形態のドアは
ありませんか?
無いようでしたら、新しい家でこの扉の特徴を
親子で話をするのが大切でしょう。
どのあたりが危ないか?を話してみてください。
それと、間取を見直せるかどうかもポイントだと
思います。ドアが出入り口付近に集中するのは
動線が悪い可能性があるので、そのあたりを一度
見てください。
ご参考になりましたら。
八納啓造
回答専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス
家づくり全般で分からないことがありましたらいつでもご相談ください
フラッシュ戸など軽い引き戸
ご心配の引き戸よりも開き戸の方が子供やお年寄りが指を
挟まれるケースが多いです。外壁面に使う掃き出し窓などのアルミサッシュでペアガラスにした場合などは重量が重くなり、引き戸でも事故につながるケースはありますが、室内につかう引き戸は、例えば合板でサンドイッチしたフラッシュ戸など軽い戸にしてやれば、子供の指が挟まれても大きな事故にはならないと思います。
回答専門家
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
記事制作に関するご相談
スライディングドアとは?
風来坊さん、こんばんわ〜。
文章を何度も読み返しておりますが、ご心配のスライディングドアですが、片引き戸と解釈して宜しいのでしょうか?
片引き戸は古くから使われており、引き手を見れば開きドアでない事は一目瞭然で、どの様に開いてくれるかお子様が、特に興味を惹かれる事も無く、面白がって遊んだ後の事故と云う事は考え難いですし、聞いた事がありません。
施設の鋼製引き戸でしたら、重量も相当で事故の危険性も確かにありますが、住宅の木製の戸で命の危険や一生傷が残る怪我等はご懸念なさらなくとも大丈夫かと思います。
もしかして、画像の様な引き込みドアをご検討されているのでしょうか?
この種のドアは、何度か使いましたがカタログに書かれている程、スムースには開閉してくれず(特に初動操作において)両手を添えたりして指を詰めてしまう事は考えられます。私も面白がって色々開け方を試している内に指を詰めた事があります。(端部がラバーになっていて事なきを得ましたが)
又、機構が複雑で通常のドアに比べ、故障も多そうに思いました。
回答専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
福味 健治が提供する商品・サービス
住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
森岡 篤
建築家
-
機能的に引き戸が優れる
安全面については、諸先生が言われているように、トイレの戸はフラッシュ戸(中空の軽い戸)でしょうから、ご心配の問題は少なく、開き戸の吊り元の方が危険です。
トイレに開き戸を使う場合、内開きにすることが多かったのですが、万一トイレの中で使用者が意識をなくして扉側に倒れた場合、外からの救出が困難となります。
そこで、トイレの戸を外開きにするようになったのですが、戸の前に人がいるのに気付かずに開き、当たる可能性があります。
これらは、引き戸にすることで、ほぼ解決されます。
又、開け放しにした場合にジャマになるかどうかなど、機能的には、引き戸の方が問題が少ないと思われます。
宮原 謙治
工務店
-
日本の家は引き戸の文化でした。
大阪の住宅家・幸せこだわり住宅職人謙さんです。
開き戸の家に出くわしますが、『使い勝手が悪いな!』と感じることが多いですね。日頃は出来るだけ開き戸を避けて、引き戸を多くした設計をしています。
その方が、安全であり広く部屋を使えるからです。また、風を流す場合も引き戸の方が都合がいいですから・・・。
ところで、ご質問の子どもさんが、面白がって遊ぶのではないかというご心配ですが、引き戸でも開き戸でも同じではありませんか?
最近の親たちを見ていて思うのは、危険だからそのことを体験しなくていいように、子どもを遠ざける傾向があります。過保護の責任を理解しようとせず、依存型性格の子どもを育てていることに気づかない。
子どものやさしい家造りは、甘やかすのではなく、子どもの将来のことを考えて、善悪の判断ができ、社会の荒波を乗り切れる気力と気迫を育み培える住宅住まいの環境をつくってあげることの方が大切ではないでしょうか?
風来坊さんが、謙さんのところのお施主様であればたぶん次のように言うと思います。
『こまんかこちょ心配せんとよかんべ考えんか!』
いかがでしょうか?
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A