対象:住宅設計・構造
今、建築中の物件で今日、二日ぶりにのぞきに行ったところ階段が出来上がっていました。子供達は大喜びで階段を上がって行ったのですが、夫が後から上がろうとしたところ3段目あたりで2階の天井に頭があたりそうになり、かがんで登るはめに。身長の低い私(153cm)はぎりぎり大丈夫なのですが、174cmの夫は3段目あたりになるとかがむことに。こんなことは予想もしておらず、びっくりしながら現場の大工さんに聞いたところ、「2階のトイレの排水の関係で仕方がない」とのこと。工務店の担当者はお盆中でお休みらしく確認することができない状況。今不安な気持ちでいっぱいになり、こうしてご相談させていただきました。夫は“かがんで通ればいいだけのことだ”などと言いますが、そういう問題ではないと思うのです。今は小さな二人の子供も中学、高校ともなれば成長するでしょうし、今から変更がきくのか、どうしたものか心配だけが膨らむ現状です。大工仕事は、あと一週間程で終わってしまうそうで、翌週にはクロスがはいる状況です。どうかアドバイスを宜しくお願い致します。
おやさん
回答:5件
階段について
ご質問の件ですが。私の個人的意見を言わせてもらえれば。普段使用する階段で身長2m以下の人の頭があたってしまうと言うのは明らかにイレギュラーな状態です。普通ならば設計段階で問題とされるべきであって何故いままで放置されていたのかちょっと理解できません。
トイレの排水の関係で仕方がないと言う回答もかなり無責任な答えだと思います。なぜならそれら設備関係の事項も全て設計段階で考慮されていなければならないからです。
問題が無いとすればそのことを事前に施主に説明し了承を得ている場合のみかと思われます。
設計段階でその問題がクリアされているのに現場でそうなってしまったのであれば施工者が設計図書を無視して造ってしまったということになります。その場合施工者に是正義務が生じるでしょううし工事監理者も監理業務を適切に行っていなかったことになります。
先ず何故そうなってしまったのか詳しい経緯を施工業者及び監理者に確認してください。遠慮は無用です。おそらく木造のお家でしょうから是正することはよほどのことがない限り可能だと思います。
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記事制作に関するご相談
工務店の担当者とじっくり話をしてみてください
文面を拝見しましたが、確かにストレスになる話ですね。
階段は常に歩く場所ですから「せっかく建てたのにどうして」という気持ちがどこかにあると
それがもとで気分も滅入りがちになる可能性があるでしょう。
工期もあるかも知れませんが、ここは工務店の担当者の方とじっくり話をして解決する方向
を探してみてください。WCの配管があたるようなら、便器の位置を調整できないか?5cm
でも天井をあげることが出来ないか?など、工務店からの解決策の提示を求められるのが
ベターだと思いますよ。
お盆開けの今日、ぜひ連絡を取ってみてください。
それで、状況が進んで分からない事があるときはいつでも書き込みをしてくださいね。
素敵な家になることを祈っています。
八納啓造 拝
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- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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階段の高さ
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ご質問の件ですが、もともとの設計図が現場と異なるのであれば、是正してもらうことを主張すべきです。飲食店で、頼んだものと違うものが運ばれてきたケースと同じです。
しかしながら、これをご自身が了解してしまえば、業者の責任追及はできなくなります。
2階の床が階段にかぶるということは、設計者であれば事前にわかっていることで、大人の頭が当ることは把握できたと思います。
また、どうしてもそうした施工しかできない場合には、施主に事情を伝えるべきですね。
業者の姿勢を疑います。
その家に何十年も住み、ローンを支払続けるのはご自身ですので、我慢せず問いただすべきかと思います。
また、図面は他の専門家に、一度見てもらった方がいいかもしれませんね。
以上、ご参考になれば幸いです。
詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
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回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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設備の変更
はじめまして
不条理な点はすでに他の建築家の先生方が回答されてますので、工務店の担当者に連絡されたあとの注意点を申しあげます。
**1. 2階トイレの排水ルートを変更することで天井高が変わるか 説明を受ける
**2. 現状はおそらく床抜き(下抜き)の排水ルートを壁抜き(横抜き)に変更された場合、外部に配管が出る場合もあるので、意匠(デザイン)が損なわれないかの確認
**3. 便器の仕様が変わる場合、見積もり時の機種の機能がすべてあるかの確認
**4. 構造材をいじったりする変更がある場合、建物の保証にその旨がきちんと記載されるかの確認
などがあります。
大工さんも設備屋さんも「設計図」または「指示」とおりに施工されてると思いますので、彼らの後戻り工事が工務店で保証されないとテンションが下がってしまいます。工務店の担当者の早急な対応がすべての鍵をにぎるのでうまく解決されることをお祈りいたします。
やすらぎ介護福祉設計 齋藤
回答専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
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横山 彰人
建築家
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階段の高さは 要注意
困った問題ですね。階段は毎日昇り降りする大事な場所ですから、快適な場で無ければならないのに、今の状態では間違いなくストレスがたまってしまいます。
絶対に妥協しないで直してもらうべきです。現在日本人の平均身長は男性は 170cm女性は 158cmですが、平均ですから今後子供さんの成長やお客様が来られた時を考えると、奥様の心配は現実のものになるでしょう。
頭が当たらなくても170cmの人でも恐怖感を持つはずです。
設計の方が入っているのか、工務店の設計施工なのか分かりませんが、いずれにしても配慮が足りず、説明も受けてなければ設計、施工ミスといってもいいのではないでしょうか。
仮に設計の時分からなくても、工事の段階でクロスの下地のボードが貼られる前に当然気がつくはずですし、修正変更はできたはずです。
階段からの標準の高さは、階段の勾配にたいして90度で1,5mです。上の階のトイレの排水管や構造の梁の位置、そして仕上げの高さなど分かりませんのでなんとも言えませんが、対策はいろいろあるはずです。
工務店と折衝しこれから何十年と住んでいくのは おやさん家族なのですから直してもらってください。
分からないところがあれば、いつでも事務所にご連絡下さい。 横山彰人
評価・お礼
おやさん
横山様
早々のアドバイスありがとうございます。やはり強く修正をお願いしてよいことなのですね。心強く感じながら読ませていただきました。
設計は、建築会社の紹介の設計士さんが作ってくれたもので、特に事前説明はありませんでした。建築会社の方からも同様です。アドバイスを頂いたので、早速連絡のとれる仲介先の不動産の営業の方にも連絡をとってみました。強く修正をお願いするつもりです。
大変早いコメントに感謝いたします。ありがとうございました。
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