対象:住宅設計・構造
田中 光一
工務店
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がんばりましょう!
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契約の時点で、建築にかかる予算、面積等は当然決めてあったのでしょう。1800万の予算が700万オーバーというのは、予算オーバーなどという範疇に入るとは思えません。契約の目的としての計画とは言えません。坪数で調整というなら単純計算でも3割くらい削らなければいけません。対応の不誠実さから見ても、契約解除は当然ですし、契約は設計者側には一部の履行もないといえます。ですから、費用の返還は当然申し出るべきです。専門家と素人間の契約であることを考え合わせれば、契約に不備があったとしても、そこには専門家側により大きな責任があるといえます。場合によっては不履行、履行遅滞による損害賠償すら考えられると思います。
すでに120万(総額に対する割合がわかりませんが)もの支払いがなされていることも不思議です。当社は工務店であり、設計施工で受けることが普通ですが、設計を外注したときは、建築確認がおりた時点で設計料を払います。設計事務所の業務についてはわかりませんが、契約にはいろんなリスクが伴います。業者間でないことを考え合わせてもリスクへの保全が必要であり、一般論として、管理業務が契約に含まれているかどうかにもよりますが、着手金は1/3から半分程度が限界ではないでしょうか?
当社でも、予算オーバーになることは、むしろ普通です。施主としても持ってる予算の範囲でめいっぱいの広さ、ランクを要望されるでしょうし、こちらもお奨めしたい提案がいっぱいあります。いっぱいに夢が広がって、それを双方で折り合いをつけながら、落ち着くところへ落ち着くのが普通です。
設計事務所であれば、できると読んだ計画ですから、その通り施工できる業者を見つける努力も必要です。当社も直近にそういうかたちで施工したこともありました。
自信を持って、納得行く結論をみちびいてください。
せっかくの夢がたのしい結果になりますよう願っています。
補足
住宅は当然のことながら、建築主とその家族の住まう建物です。住まう人の目線で計画はなされるべきですし、それは多くは素人の発想ということになります。その思いの本質を見極め、その思いがより確実に実現ができるようプロとして私たちが関わります。この方には直線がにあうのか?曲線が似合うのか?などということを考えながらお話を聞くのです。信頼できることは当然ですが、依頼する工務店があなた方の思いを共有できるかどうかを基準に選定されるといいように思います。まず、人間関係の構築から、というのが私の持論です。
弁護士への依頼は賛成です。思い出したくないことは代理任意任せて、楽しい思いの実現にかかり切る方が健全です。ただ、不安をあおるのではないのですが、お知り合いにいらっしゃればいいのですが、弁護士の選定にも充分慎重になさってください。京都、大阪ならいくらでもいい人紹介できるのですが。心当たりがなければ探してはみます。必要であればご連絡ください。
評価・お礼
かっぷ さん
お忙しい中、ご回答有難うございます。
信頼できる工務店探しは難しいと思い、大手HMでは予算上無理だったので設計士にお願いしたのですが、今回は運が悪かったとしか言いようがありません。今は、何年掛けてでも信頼できる工務店探しをしようと心に誓いました。
費用返還を言う前に、設計士から不足分の要求もされそうな感じなので弁護士に依頼も考えています。
心強いお言葉ありがとうございました。
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この回答の相談
住宅新築のため昨年10月より、設計士と契約を結び実施設計というものが終わり概算提示、その後見積もりという段階まできていました。(今回は特定業者に依頼とのこと)が…今までプランの提案の仕方などに多少(… [続きを読む]
かっぷさん (北海道/46歳/女性)
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