うつの要素あり・仕事のペース配分と食生活等の点検を
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仕事をする気力や集中力を失い、生活自体も楽しくなくなり、しまいには生きている必要がないという心境になっており、奥様やこれから生まれるお子さんにも迷惑がかかるのでは、と心配されております。うつ病の要素は充分にあるようです。
確かに一家の主たる男性がこのような状況に陥ると、家族に多大な迷惑をかけないように、いっそのこと妻と別れようとか、子供を堕胎させようなどと考えてしまいがちです。
しかし病気の療養をする上で気をつけていただきたいのが、病気の程度と家族との関係、ましてや家族の生命は切り離して考えるべき、ということです。つまり、仮にご主人がうつ病になろうとも、一方的に奥様と離婚するとかお子さんを堕胎するとか、考えないことです。
仕事を張り詰めて続ける人によくありがちなのが「燃え尽き症候群」です。それまで精力的に仕事していたのに、急速にやる気と集中力がなくなり、うつ病のような症状になったり職場を休んだりしてしまいます。真面目な社員に多く「5月病」などと言われることもあります。
従って、仕事に於けるペース配分というものが必要です。一時的に頑張っても、その後息切れしてしまっては元も子もありません。長い目でみてパフォーマンスの上がる仕事の進め方というものがありますので、奥様やスタッフと相談しながらペース配分してください。
次に上記の諸症状は、食生活の乱れと栄養バランスの破綻、それに低体温などがベースにあるケースが大半です。日々の食生活やライフスタイルを見回して、問題点はないでしょうか。このQ&Aやコラムで頻繁に解説しておりますので、参考になさってください。
具体的には、甘味物の摂りすぎは反応性低血糖を、野菜や果物の不足、肉食の極端な忌避はビタミン、ミネラル、アミノ酸不足を招き、ともに神経障害からやる気の低下をもたらします。従って甘いものは控え、充分な野菜と果物、適度の肉・魚を摂取することが重要です。
評価・お礼
なやみびと さん
初めて質問だったので、このような回答が得られ安心しました。
長い目でのパフォーマンスが上がる仕事で行っていくよう目指していきます。
考えてみると、たしかに低体温のようです。仕事柄、座りっぱなしが大半なので足は常に冷たいです。毎日のストレッチ運動等を行うように心がけます。
現在、問い合わせしたときよりも少しづつ自分自身の考えを見直すことができ、この回答を得られたことにより、さらに自信といいますか、安心感が増えました。
ありがとうございました。
回答専門家
- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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この回答の相談
はじめまして。自営業、33歳男性です。
去年5月の一ヶ月間、仕事をする気がなくなりました。そして今年になって3月から仕事する気が無くなり今に至ってます。
仕事を何日間でつめてやる日々があり、燃え… [続きを読む]
なやみびとさん (北海道/33歳/男性)
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