対象:経営コンサルティング
本田 秀継
経営コンサルタント
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家業と事業の違い
三保の松原様
目からウロコ。これは、経営者として積極的にセミナーに参加され、真剣に話をお聴きになった証でしょう。頭が下がる思いです。
家業も事業も仕事であるということに変わりはなく、三保の松原様にとっては不動産業を経営するということに変わりはないでしょう。
では違いは?というと、経営目的の違いです。
家業とは文字通り、家のための業であり一家の生計を支えることが主な目的である場合が多いです(全てとは言いませんが)。
対して事業とは、時を経て永遠に続けて行くことが目的となります。時を “経”て“営”み続けることを経営と言います。
家業としてお客様満足を追求した結果として、家族何代にも亘って続いている老舗も多いですが、事業経営の場合には最初から永遠に続けることが前提なのです。ですから、事業計画→実行→結果の見直し→結果を踏まえて次計画というPDCAサイクルへの取り組み度合がより真剣になります。とくに数字に対する責任が全く異なるとも言えるでしょう。
事業経営、つまり時を経て営み続けるためには、お客様満足はもちろんのこと、従業員をはじめとする組織に対する取り組み、社会との関わりなど、経営者として考えなければならないことが非常に多く、深くなります。もちろん公正な事業承継も重要な課題です。
家業と事業、家計のための仕事であり、経営者自身の一代限りで終わっても良いものか、あるいはお客様のため、従業員のため、社会のために永遠に続けるべきものなのか・・その意識の違いであると言えるのではないでしょうか。
意識が違えば経営に対する取り組みが違ってきますから。
三保の松原様にとって、今の不動産業はどちらに分類されますでしょうか?
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この回答の相談
今までサラリーマンで独立して有限会社 で不動産業をしていますが、セミナーで目からうろこのことがありました。
あなたは家業で仕事をしていきたいのですか、事業としてですか。と話がありました。
そうかと思いましたが、家業と事業の違いが良く分かりません。
教えてください。
三保の松原さん (埼玉県/62歳/男性)
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