ご主人への劣等感?奥様の自己存在感高め共通の趣味を

テレビでも映画でも年ごろの女性が出ていれば、奥様がことごとくご主人とのセクシャルな関係性を連想し、必要以上に大きな嫉妬心を抱いてしまうようです。日常的な娯楽の一場面を具にいちいち激しく嫉妬されたのでは、ご主人としても確かに気が休まる暇もありません。

かといって、ご主人が一生懸命になって関係性を否定したところで火に油を注ぐだけです。奥様は理屈の上で関係性を論じている訳ではなく、嫉妬せざるを得ないような心理状態に置かれているためです。

誰か他の女性が現れた時に、その女性の容姿や年齢などはお構いなしに、半ば自動的に嫉妬してしまう心理的なサイクルが出来ているのです。このサイクルが作動している限り、躍起になって女性との関係性を否定しても無駄です。

嫉妬せざるを得ない心理状態とは何か。一つにはご主人に対する「劣等感」がありそうです。ご主人に何かの面でかなわないと感じており、それを穴埋めするために、ご主人を独占しようします。

もしテレビなどに他の女性が現れると、独占しようという狙いが怪しくなり、それを死守しようと激しく嫉妬するのです。つまり自分が成長するとかアピールするとかいう積極的な対応ではなく、嫉妬というネガティブな感情を持ってしまうところが病的です。

このような激しい嫉妬に対応するポイントは、一つには奥様の「自己存在感」を高める努力です。奥様がご主人にとってかけがえのない存在であり、大切にしていることを具体的に示すのです。共通の趣味や活動、旅行などをするのが一例です。

次に奥様のライフスタイルを改善する必要がありそうです。激しい嫉妬の持ち主は食生活や栄養バランスの乱れ、低体温などが横たわっている可能性がありますので、食生活などの点検・改善が望まれます。

それから広い見識を持つ目的で、何か趣味を持たせましょう。それもご主人と共通の趣味であれば、嫉妬心を和らげる意味で一石二鳥ではないでしょうか。