対象:経営コンサルティング
知識労働者のアウトソーシング
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*20世紀前半までは
労働者の大半は製造現場で働いていたのですが、
現代では、
技術者、営業マン、IT専門家、
経理担当者、人事担当者、マネージャーなど
多数がオフィスで働くようになりましたね。
これらをドラッカーは知識労働者と呼び、
このような社会を一昔前に比べて脱工業化社会と
言われています。
*工業化社会と脱工業化社会における労働者の違いは
その生産手段が設備や工具ではなく、頭にある知識や
技能ですから、
簡単に組織をわたり歩くことができる。
流動性がリスクかどうの判断は難しいですが、
流動性は間違いなく高くなっています。
つまり簡単にアウトソーシングもできる。
*そこで質問の
アウトソーシングしないで自社内で経理や総務の人員を
抱えるメリットは何か?
ですが、
それは
''知識労働の専門的機能に限定した働きから
マネジメントへの参画を促進する行動原理にある''
と言えるでしょう。
社員であれば、自分の専門性の全体における役割と
位置づけを認識し、他の専門分野の人たちとの協力や
連携を意識する。
専門機能に特化するアウトソーシング先の専門家と違いがでる。
*ドラッカーのマネジメントに「3人の石工」という話があります。
何のために仕事しているかと訊かれたら
一人目は「飯を食うため」
二人目は「技能を発揮するため」
三人目は「教会を建てるため」
と答えた。
アウトソーシングするときの仕事動機は
一人目、二人目である。
社員は、アウトソーシング先のような割り切りしないで
三人目の「石工」のように組織の目的を意識することが
多いのではないでしょうか?
*専門家は自分ひとりで仕事の成果は上げられない。
顧客の顧客の顧客まで思いをはせる経営が
成果につながるのです。
組織内で、組織を超えた企業間の業務の連鎖で
全体目的の下で連携を
どうマネジメントするか。
経済連鎖、すなわちサプライチェーンについての
情報を弊社のHPでご覧ください。
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ビジダイン /
評価・お礼
buyout さん
非常に勉強になりました!素晴らしい回答有難うございました!
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企業が各種士業などにアウトソーシングせずに自社内で経理や総務などの人員を抱えるメリットはどういった点なのでしょうか?個人的には人は流動性リスクがあり福利厚生などの経費が発生するので負担ではない… [続きを読む]
buyoutさん
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