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森 滋昭 専門家

森 滋昭
公認会計士・税理士

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自社内で人員を抱えるメリット

2009/06/09 14:48
(
5.0
)

アウトソーシングせずに自社内で人員を抱えるメリットとしては、第一に自社内でのノウハウの蓄積があると思います。
第二に機動的な対応が可能になります。

例えば、今後会社が大きくなっていく時に、自社で記帳等の経理業務や給与計算を行える人員がいたほうが、法律や税法の改正への対応や種々のノウハウを蓄積し、さまざまな問題に機動的に対応することが可能になります。
また経理や人事関連のデータは、会社の規模が大きくなれば、戦略的な意思決定行う際の重要な情報になりますので、自社で管理することが重要になります。

一方、経理業務や給与計算を社外にアウトソーシングをしている場合、こうした情報やデータを、すぐには入手しずらくなります。

ただし、自社で人員を抱えているにもかかわらず、想定どおり会社の規模が大きくならなければ、ご質問のとおり、人件費の負担が重くなります。
結果的に、アウトソーシングをしたほうが人件費を変動費化できていたことになります。


今後日本企業の競争力を高めるための鍵の一つは、ホワイトカラーの生産性の向上にあると思います。
従来日本のホワイトカラーは終身雇用制に守られてきましたが、企業も自社の状況に応じて大胆にアウトソーシングを行うことも選択肢の一つとなってきています。
すでに海外の企業には、経理部門を賃金の低いインドなどにアウトソーシングするところもありますので、今後は、日本のホワイトカラーも、自分の仕事における付加価値を認識していくことが大切だと思います。

評価・お礼

buyout さん

経理もインドにアウトソーシングされているのですね、初めて知りました。非常に分かりやすい回答有難うございました!

回答専門家

森 滋昭
森 滋昭
( 東京都 / 公認会計士 )
森公認会計士事務所 公認会計士・税理士
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この回答の相談

アウトソーシングについて

法人・ビジネス 経営コンサルティング 2009/06/08 22:40

企業が各種士業などにアウトソーシングせずに自社内で経理や総務などの人員を抱えるメリットはどういった点なのでしょうか?個人的には人は流動性リスクがあり福利厚生などの経費が発生するので負担ではない… [続きを読む]

buyoutさん

このQ&Aの回答

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