対象:住宅設計・構造
森岡 篤
建築家
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存置機関、又は所定強度以上
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- 5.0
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ほのほのさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
とても心配ですね。
型枠側板(せき板)の存置は、平均気温に対応する期間の規定と、コンクリート圧縮強度が5N/mm2以上となるまでという規定があり、一般に圧縮強度が5N/mm2に達する方が早いので、存置期間より早く外されていることが多いです。
型枠を外す時点で、強度の確認はしていないと思いますが
型枠の機能は、コンクリートがしっかり固まる(強度が出る)まで、形を保つことにあります。
梁の下側の型枠・支柱(鉄筋コンクリート造の場合)は、温度・強度に関係なく28日間外すことはできません。
梁の場合は、完全に強度が出る前に支えを外すと、重大な影響が出るからです。
側部の場合は、少し固まれば、形状は保持できるため、5N/mm2とされています。
側部でも、基礎立ち上がり部分と比べるとベースは形状がとても安定しており、早く外されても、強い衝撃、力を与えなければ、その形状を保ち、固まるので、問題は少ないのではないでしょうか。
ベタ基礎の周囲のは、添付図のような形状が多く、ベース外周と立ち上がり外周が同一なので、通常ベースと立ち上がり型枠は兼用し、ベース打設しても外さず、内側の型枠を建てていくと思いますが、そうではなかったですか。
立ち上がりの型枠は、ベース以上に重要なので、存置期間まで外さないようにしてもらって下さい。
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