対象:住宅設計・構造
デザイン性とコストバランスを考えてみては
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Lions&Ghostsさん、はじめまして。
design studio bAOBabの鈴木と申します。
準耐火構造の木造3階建てで主要構造部である階段をシースルーにするには60mm以上の厚さの木材が必要となります。
無垢材か集成材かということですが、無垢材でも可能ですが、階段のような部位にどういう樹種を採用するかによってコストが違ってくると思います。60ミリという厚みの材の無垢材は樹種によってかなり高価なものになると思います。
従って杉を採用するのと檜、ケヤキなどを採用するのでは違いますし、杉は柔らかい分、傷つきやすいので階段部分の採用には注意が必要でしょう。
一方、集成材の場合は、ベイマツやタモ材など堅い木が多く、階段の段板にも適していますし、集成するため厚板を作りやすいと思います。
他の方も答えられている様に鉄骨でつくることも可能だと思いますが、デザイン性(シースルーですっきりみせたいのかどうか)やコストを含め、厚い材を用いてでも無垢材にこだわる方が良いのかそれとも集成材でも大丈夫なのかなどもう一度、工務店の方と検討されてみてはいかがでしょうか。
参考までにシースルーの階段をベイマツ集成材で段板厚み60ミリで作った階段と杉の無垢材厚60ミリで作った階段の写真です。
少しでも御参考いただければ幸いです。
補足
書き込みありがとうございます。
集成材、無垢材それぞれに良さはあると思いますが、個人的には足触りが違ってくると思います。
無垢材の方が格段上だと思います。
写真の白い壁は中霧島壁という素材を採用しています。手摺は階段と同じ杉材(無垢材)で大工さんに作っていただきました。
階段だけでなく手摺も無垢材だと違いますよ。
素敵な階段実現目指してください。
評価・お礼
Lions&Ghosts さん
木材に関するアドバイス、とても参考になりました。
ご提示いただいた写真、どちらも木の重量感があって、
素敵です。私の場合、サンプルとしていただいた、桧の
集成財のつくりが良い感じではなく、最終的に無垢材を
選定しようと思っています。下段の写真にある、無垢材の
重量感と質感が白い壁(漆喰?)と調和していて、すばら
しいと思いました。(手摺も素敵です)
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