対象:住宅設計・構造
空間の多目的化
こんにちは。 サカイデザインネットワークの酒井です。
限られた面積、容積のなかでいかに快適に暮らすかは、設計内容で大きく変わってくると思います。 住まう人のライフスタイルが生かされる住空間であることが基本ですが、「狭小住宅」とよばれる限られた容積の場合は、空間を多目的に使えるように考えたり、生活動線(人の移動のしかた)を合理的に考え廊下的なスペースを少なくする、または通路はすべて収納スペースにするなどの考えが効果的です。
そして、部屋数を固定するのではなく、大きな空間のなかで必要に応じて間仕切ることができ、目的にあったスペースが確保できるようにするという設計も快適だと思います。 たとえばリビングの一角にお子さんの勉強スペースができるなど。
リビング空間などで、もし思うように面積がとれないときでも吹き抜けや天井高を確保することで、採光上のメリットや新たな空間の拡がりを得ることが可能です。 そして、室内面積が限られる場合は、そこに続く外部(庭やテラスなど)空間も一体で使えるよう考えることも大切になります。
参考になりましたら幸いです。
回答専門家
- 酒井 正人
- ( 東京都 / 建築家 )
- サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい
設計手法・デザインの発想は「内側から外側へ」・・・建物という器だけをつくるのではなく、私達が暮らす場である生活空間の細部から生活環境全体のデザインを追求し「心地よさ」をご提案しています。
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この回答の相談
子どもを育てる環境として、集合住宅ではなく狭くても庭のある戸建てに暮らしたいと思っています。間取りや採光の工夫など、狭小住宅でも満足できる家を建てるポイントを教えてください。
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
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