対象:人材採用
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導入は自社状況を踏まえ、慎重に判断を。
360度評価は実施することにより、部下や同僚などを含めた一方的でない複数の視点での評価を得られ、それを活用することでお互いの信頼関係が確認できたり、自分の課題が認識できるようになれば、それがメリットになります。
逆に一番の問題は、評価することに慣れていない人や被評価者を評価できるほどの接点がない人、上司に不満を持っているような人が評価者になる可能性があるということで、評価の客観性を歪める要素が通常の人事考課より格段に大きくなるのではないかと思います。
360度評価をうまく機能させるためには、評価の活用方法に配慮したり、評価訓練をするなど、運用上の工夫が必要です。特に周囲すべてから評価される管理者のストレスは相当のものですし、360度評価を行ったことでかえって社内の人間関係を阻害してしまったと言う話も聞きますので、導入するのであればより細かな配慮が必要であると思います。
当然運用する負荷も大きくなりますので、それほど手間をかけて実施するメリットがあるのか、評価者となり得る者のスキル等、自社の状況を慎重に判断することが必要であると思います。
以下のコラムにもコメントしていますので、参考にご覧頂ければと思います。
関連コラム:360度評価は良い仕組みか?
回答専門家
- 小笠原 隆夫
- ( 東京都 / 経営コンサルタント )
- ユニティ・サポート 代表
組織に合ったモチベーション対策と現場力は、業績向上の鍵です。
組織が持っているムードは、社風、一体感など感覚的に表現されますが、その全ては人の気持ちに関わる事で、業績を左右する経営課題といえます。この視点から貴社の制度、採用、育成など人事の課題解決を専門的に支援し、強い組織作りと業績向上に貢献します。
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従業員30名ほどの会社で人事の担当をしているのですが、各部門の長が行う部下の評価に、少なからず主観が混ざっているように感じています。人間関係なども関連しているのだと思いますが、… [続きを読む]
All About ProFileさん
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