対象:住宅設計・構造
陸屋根のつくりかた
ボンさん、はじめまして。
伊藤朱子アトリエの伊藤です。
住宅雑誌をみて勉強中とのこと、色々な建物の写真を見ることで
イメージを膨らますことは大変いいことだと思います。
さて、四角い家の屋根がどうなっているのか、ということですが
最近では殆ど住宅ではセッパンは使われていないようです。
セッパンは一般的には工場や倉庫の屋根として使われることが
多い素材です。
実際にセッパンで屋根を作った場合、雨の音、夏の暑さの対策が
必要になるでしょう。
ですからあまりおすすめできません。
陸屋根で一番問題になるのは雨に対する対応、つまり防水対策です。
勾配のついた屋根ならば、自然と雨は下に流れます。
ですが陸屋根はパラペットとよばれる立ち上がりが付いていて
屋上部分には防水が施され、本当にわずかな勾配がついているだけです。
このわずかな勾配に沿って雨水を集め、流していきます。
陸屋根の建物はスッキリとした形になります。
写真は木造のアパートメントで陸屋根です。
防水はFRP防水を施してあります。
ご参考になれば幸いです。
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この回答の相談
住宅情報誌を見て勉強中ですが、四角い家が格好いいと思います。
でも、ほとんど屋根が写真に写っていないので、どうなっているか分かりません。
友人に、セッパンと言って、工場と同じ様な波形の鉄板と聞いたのですが、雨の音や、夏の暑さはどうなのでしょうか?
ボンさん (静岡県/37歳/男性)
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