対象:ペットの医療・健康
RE:17歳老犬の肛門周囲腺腫
ペット行動コンサルタントSENDAの獣医師 千田純子です。
紀州犬で18歳、まだ散歩も行っているとのこと、大切に飼われてきてのでしょうね。
手術をした方が良いのでしょうが、18歳という高齢なので、麻酔に耐えられるかどうか他の病気がないかどうか血液検査やレントゲンなどの精密検査が必要になってくるのでしょう。
紀州犬は他人に警戒心が高く、血液検査やレントゲンをおとなしく撮らせてくれる犬は少ないです。
できることといえば、飼い主さんがバスケットマズル(口輪)を装着して、飼い主さんが保定ができて、血液検査や注射ができれば、もしかしたら、手術をしてくれるところがあるかもしれません。
当方では、警戒心の強い日本犬系のワンちゃんには生活に問題がなくても小さい時からバスケットマズルを装着する練習をしています。いざという時に役になっているそうで、多くの飼い主さんから感謝の言葉をもらっています。
動物病院では着けられなくても自宅で飼い主さんとなら装着できる犬がいるので、家で練習してもらって、飼い主さんにつけてもらうように指導しています。
最後までワンちゃんが居心地よく過ごせると良いですね。諦めずに頑張ってください。
回答専門家
- 千田 純子
- ( 千葉県 / 獣医 )
- ペット行動コンサルタントSENDA
科学的な理論を基に人と動物が共生できる方法を提案します。
ペットの犬や猫の問題行動の予防や改善のためのコンサルテーションや個人トレーニング、グループトレーニングを行っています。当しつけ教室の卒業生には、老人福祉施設や病院、緩和ケア病棟でセラピー犬として活躍しているワンちゃん達もいます。
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この回答の相談
紀州犬18キロ室内飼いです。
かかりつけの獣医さんに、高齢と性格の問題で手術は無理と言われました。
性格は診察で唸り私以外には噛む恐れもあります。
肛門周囲腺腫と片側睾丸肥大ですが、肛門周囲腺腫が赤… [続きを読む]
miomio70さん (埼玉県/46歳/女性)
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