対象:新築工事・施工
工務店の「現場管理」と建築士の「現場監理」
(過去ログへの回答)
木造戸建て住宅を建築される場合、ハウスメーカーや工務店には「現場管理」する人(通称:現場監督)が居られます。
職人さんのように作業するのではなく、工程管理、品質管理、安全管理、予算管理などを行います。
基礎コンクリート打設日の設置時に台風が来そうなので延期したりする判断は「工程管理」、ゲリラ豪雨など急な雨に降られた後の材料の乾燥状況の把握(水分計などの使用)や現場に搬入された資材の養生などは「品質管理」として現場管理人がチェックする内容です。
上棟式の時は木材の骨組みが組みあがったあたりなので屋根工事や防水工事の前であることが多いと思います。
素人の方が「木材が濡れる」⇒「直ぐに腐るのでは?」と心配されるのは当然のことで、工事をしながらどのように乾燥状況に戻り、屋根工事や外壁工事等の前に乾燥状態を調べる旨などを説明できるかは現場管理人の技量によるところが大きいです。
出来れば、工事業者側の現場管理だけではなく建築設計事務所の現場監理を入れることで、施主側の代理としてチェックしてもらうことがポイントだと思います。
1社での設計施工だと一度不信感が芽生えると「隠ぺい」と疑いやすくなるので第三者的立場の監理は必然ですね。
これから新築注文住宅をお考えの方にご参考になれば幸いです。
回答専門家
- 齋藤 進一
- ( 埼玉県 / 建築家 )
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
(現在のポイント:-pt)
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