対象:住宅設計・構造
島崎 義治
建築家
5
想像力がかきたてられます!
- (
- 4.0
- )
還暦を迎えられ、次の新たな暦へと歩を進まれる時にとても素晴らしいお考えを持たれたのではないかと感じました。
また、専門的な視点から考えますと、
今後はコンパクトシティという、さまざまな生活施設や機能を集中させた商業地のようなまちの中心に集まって生活を行うという政策が鳥取でも予想されます。そういうなかで、にぎやかな商業地の中で自らの生活基盤をつくられるのも次代を見据えたいい判断かなと思います。
敷地も大きく、ゆったりとしたスタイルで住まいを作り上げることができると思います。鳥取は寒冷地でしょうから、大きな半戸外的な空間(例えばグリーンハウスのような)のなかに内部空間を組み込んだり、2重構造のような快適な空間を作り上げることもできるでしょう。京都の町家みたいな土間と庭が融合したような空間もいいでしょう。少し寒いかもしれませんが、、、。また、自給自足の畑を住まいと組み合わせることも考えられます。
他のどなたもこんな素敵な発想はなさらないように思います。「まるさんゆうわ」さんのご家族の特別の住まいを、すなわち独自の「物語」を作り上げたらいいと思います。とてもいいことです。
そのためには、まず、想像力ある建築家とともに設計を十分行い、設計図としてまとめ、それらの図面をもとに建築会社に施工を依頼することがいいと思います。
隣家とのすき間は技術的にいかようにでもなります。少し空気層をとった方が断熱的にも遮音的にもいいように思います。また、工法は地域の建築法規を調べないとはっきりは申し上げられませんが、木造でも鉄骨造でも可能です。防火性能が必要な場合には鉄骨造で外郭をつくり、内部は柔らかで温かみのある木造とすることも可能です。
いい住まいになりそうです。創造意欲がかきたてられます。
今すぐにでも東京から飛んでゆきたいくらいです。(私は愛知で大学に勤務していますから愛知から飛んでゆきたいくらいです。と申し上げるべきですが。)
物語をつくってゆきましょう。
島崎義治/島崎義治建築設計事務所/人間環境大学教授
2012グッドデザイン賞を受賞しました
http://architect-studio.com
評価・お礼
まるさんゆうわ さん
2013/02/03 10:38
ご回答をありがとうございました。ホームページも拝見しました
回答を読んで、さきほど近隣の建物を見て回りました。準商業地域の中で、隣同士がくっつきあうようにして建物が建っていることに気が付きました。みな間口が11mかその半分というような建物が多いことにも気が付きました。まだまだ具体的にどのような建物にしたいのか、またなるのかイメージがわかないのですが、当該土地を買っても大丈夫とわかりましたので、まずは土地の購入に向けて交渉に入ることにします。
島崎 義治
2013/02/03 11:24
評価ありがとうございます。早速、地域を見て回られたとのこと、頼もしく感じられます。
また、ホームページを拝見いただきありがとうございます。愛知と東京を往復しながら設計活動や教育、研究に携わっております。
私たちも一つの建物を設計する時にはまち全体を知ろうとします。敷地の回り、町並み、気候、風土、歴史、文化、、人の流れ、空気の流れ、そしてそこに住まわれる家族の姿。
何故、「創造意欲がかきたてられた」のか、、、、
それはこの敷地や周囲の環境、そしてお住まいになる方たちの意欲、、、そうした状況(私たちにとっては設計条件となるものですが)から大きな可能性を感じたからではないでしょうか。
さまざまな可能性がある住まいだと思います。その可能性を最大限発掘、発見してゆくのが建築家の能力であり、役割です。どのような建物にしたいのか、それを導くストーリーを形づくり、サポートしてゆくのも建築家の役割です。
また、ご質問、ご相談などありましたら、ご遠慮なくどうぞ。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
間口10.7mで、奥行き35m、113坪の細長い土地です。近隣商業の用途地域、市街化区域です。建ぺい率80%、容積率300%です。
北側が1mぐらいの歩道と6m道路… [続きを読む]
まるさんゆうわさん (鳥取県/61歳/女性)
このQ&Aの回答
このQ&Aに類似したQ&A