対象:インプラント・歯科口腔外科
堀内 晃
歯科医師
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Re:自家歯牙移植
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こんばんは、長崎の堀内と申します。さてお問い合わせの件ですが、質問者さまご本人のお話でしょうか?もしご本人でしたらご年齢から第3大臼歯の根っこはもうすでにできているものと思われます。できていないようでしたら根っこは今後もできないと思われます。
また、ご本人ではなく、成人されたお子さんなどでしたら話は変わってきます。高校生などでもできるときはありますが、ただし、第1大臼歯が脱落しているのであれば、根っこが埋まっていた骨の、電球でいえばソケットの部分が抜歯されて時間がたっているほど狭くなり、そのソケットを内包する土台の幅自体も第3大臼歯を受け入れるほどの広さをなくしてしまっていることが多いようです。また、保険治療で行う場合は、移植される側の歯を抜歯した当日でないと移植は適応できないようになっています。
また、ほかに第3大臼歯があごの骨の中で埋まってしまうような場合は、抜歯をするだけでも歯冠の部分を切り落とす必要があるため移植に使えないなどのこともあります。移植される対象歯の部位が手前にある第2大臼歯である場合は、第3大臼歯がかなり深い位置に埋まっていても移植にそのまま使うことができます。
移植のできる歯科医師ですが、されている先生はホームページに掲載されているのではないでしょうか?わたしもたくさんおこなっていますが、そんなに難しい処置ではありませんのでされている先生はたくさんおられると思いますよ。
評価・お礼
harugenoyume さん
2012/10/05 11:49
ご回答ありがとうございます。 説明不足で申訳ありません。高校生の息子の件でした。上顎右M1の萌出時から問題があったのですが、家族でお世話になっていた歯科医院でしたので、不審も抱かず、お任せ状態でした。現在、残根状態です。別の歯科医院にかかり診断していただいたのですが、根を残すことはむずかしいとのこと。今後の希望は、M3の根が成長してから、移植を出来るならば行いたいのですが、このまま根をすぐ抜いてもいいのかも不可解です。そこで、移植を頻繁に行っている医師に長期的にかかりたいとご相談致した次第です。
有難うございました。
堀内 晃
2012/10/05 16:48
こんにちは、堀内です。息子さんのことだったんですね。そうかな~とは思っておりました。
それで、残根状態の歯ですが、そのままかあるいは、そのスペースを維持できるようになんらかのつめものなどをしておいたほうがいいでしょう。咬めるようにしてはいけません。ぬけるのが早くなるから、隙間を維持しておくことで後ろの第2大臼歯が傾斜するのを防ぐことができます。詰め物をしておくと挺出といって伸びてきますが、向かい合う歯とあたりがでてきたら削ってもらいます。その状態で第3大臼歯の根っこができれば2/3くらい完成するまでまって移植してもらうのがお勧めかもしれません。
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