設計契約に必要な重要事項の説明

横浜の設計事務所です。

設計事務所が設計をするときには、重要事項の説明をすることが法律で義務
付けられています。
これは建築士の資格をもったものが、証明書を提示して行うものです。

http://www.kenchikushikai.or.jp/kanrenseido/jyuyo-jiko-setsumei.html
http://www.icas.or.jp/faq/important.html?template=faq_print

設計を行うのであればこれは工務店でもメーカーでも同じです。
建築士事務所の登録をしていないと設計はできません。

これをしないで設計契約をすると法令違反になります。
重要事項説明を行わなかった場合や虚偽の説明を行った場合は、
その建築士事務所や説明を行った建築士が監督処分や懲戒の対象となりえます。
説明を行う建築士が免許証および免許証明書を提示しなかった場合は、
その建築士は１０万円以下の過料の対象となります。

基本的には、設計を行いその図面に基づいた見積りを作成するのがあたり前
の手続きです。
どんぶり勘定で詳細図面もできていない時点で、○○万円と言われても
それはおかしな話です。

予算を提示の後に、その予算に大枠納まるような設計を施主さんとの
話し合いの中で行い、作成した図面で見積りを行い、予算との兼ね合いで
設計変更が必要なら話し合いをしながらする・・・これがあたり前の流れです。

お話を伺う限り、あまり信頼できる工務店さんではないように思えます。
といっても、ちょっと前まではこんな状況が当たり前ではあったのですが、
それが多くのトラブルの原因でもあったので、今は通らない話です。

もし、依頼先を変えたとしても設計契約も重要事項の説明もないのですから
設計料を請求することはできません。

よくよく考えて、依頼先を選んでください。
もっとも良いのは、設計事務所を先に選んで設計依頼をすることです。
そうすれば、同じ図面で複数の工務店に相見積もりを頼むこともできます。
（ただし、相見積もりは同じ図面を使って同時に行なうことが重要です）


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