対象:住宅設計・構造
藤木 哲也
不動産コンサルタント
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法の主旨を理解すること
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はじめまして、こんにちわ。
この手の問題は専門家としてはとても答えにくい問題ですので、できれば個別にじっくりお話ししたいところです。(…と多くの専門家の方々も同様に感じられているものかと)
建築基準法の中でも特に用途変更に関しては、実態と即していない代表格で、私たちも現場レベルでたいへん苦労しています。この法律を管轄している国土交通省には苦言を呈したいところです。
ハートチワワさん同じように、役所にヒアリングに行くと、「本当は〇〇なんだけど・・・」、「実際は〇〇で・・・」などと、玉虫色の回答が来ることが多いです。挙句には、「聞かれればNOと答えるしかないけど、あとは設計者判断でやってください。」といったようにサジを投げられてしまうことも。役所の人も責任回避をせざるを得ないのでしょう。クライアントと設計者でも同じことが起こり、資格者としての建築士も法令に則ったアドバイスしかできませんよね。
私も建築士であるため、これ以上公言できませんが、大事なことは法の主旨をよく咀嚼して、ケースバイケースで対処することが寛容だと私は常々考えるようにしています。例えば、安全面です。住宅であれば決まった人が利用するため、火事などの非常時の逃げ方はすぐに分かります。しかし、そうでない人は、いざという時に出口の場所もよく分からないことが多いので、不特定多数の人が利用する店舗などは、住宅よりも厳しい防火・避難規定が定められています。このようなことに十分配慮することがすべての基本ではないでしょうか。
本件の場合は、2階を接客スペースとしてご利用されるということなので、火災時などの避難経路をどのように配慮すればいいか、設計者にアドバイスをもらうといいでしょう。
評価・お礼
ハートチワワ さん
2012/01/26 22:40
そうなんですね。
確かに今回の件で別な疑問があったので、国の機関に問い合わせたところ、本当はこうしなければだけど、それをするかはご本人様任意で、と言われました。
設計してくれた建築士さんに相談してみます。
ありがとうございました。
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