都立高校推薦入試応募者数確定! - 高校受験対策 - 専門家プロファイル

後藤 高浩
株式会社ジー・エス 代表取締役
東京都
塾講師

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大澤 眞知子
大澤 眞知子
(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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閲覧数順 2024年04月25日更新

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都立高校推薦入試応募者数確定!

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都立高校推薦入試の出願が出揃いました。正直驚きました。例年と較べて多少出願者数は減りましたが、微減に留まったのです。(昨年31,239→今年29,492人 5.6%減) 少子化に伴い、高校の定員も減らしているため、実質倍率は上がっている状況なのです。(昨年2.9倍→今年3.2倍)
今年から全校で、面接・作文に加えて、集団討論が実施されることになり、ほとんどの高校で入試が2日間に渡って行われることになりました。受検生の負担がかなり増したため、応募者はかなり減るのではないかと言われていました。私は、2割程度は減るのではないかと予測していました。蓋を開けてみたら、5.6%減というのは誤差の範囲で、やはり都立人気は強いなぁというのが実感です。今年も、都内の中3在籍生徒の38%が出願したことになります。
全体的には、女子の方が応募者数が多くなっています。普通科だけの平均倍率で見ると、男子が3倍、女子が3.9倍です。学校別に倍率の差はありますが、あまり全体的な傾向は認められません。トップは新宿高校で実質9.6倍(今まで記憶にない高倍率です)の争いです。私がとても気になっているのは、中高一貫校の入試です。もともと全体の定員が少ないために、推薦入試の枠がとても少ないのです。例えば、大泉の女子は定員8名に対して応募が9名! つまり、1人だけ落とされるということです。(都立の推薦入試は定員以上に合格者を出すことはありません) まして今年は集団討論があります。男女別に討論をするとしたら(9人でやるのか、2グループに分けるのかわかりませんが)、「この中で1人だけ落とされるのか…」と思いながら討論を進めるわけで、受検生たちの心中を察すると胸が痛みます。ペーパーテストなら敵が見えにくいため、あまりそういう気持ちを持たずに済みますが、集団討論では否応なくお互いに顔を見合わせて戦わなくてはなりません。つい、足の引っ張り合いをしたくなったりしないかな… 誰だ、こんな入試の形式を考えたのは!

生徒たちに、学校での練習の様子等を聞くと、かなり「ぶっつけ本番」で臨む生徒たちもいるようです。作文もほとんど練習していなくて、時間内にマス目を埋められなかったり、「集団討論って何それ?」と言っている生徒がいたり… 負担が重くなるので、推薦入試を回避する生徒が多くなると考えていましたが、もしかすると、一般の生徒たちは、負担が重くなる程には対策を立てていないのかもしれません。中学校の先生も含めて、ほとんど内申点の順番で合格者がきまっていた昨年までと同じつもりでいるのかもしれません。(今年は内申の比重は半分しかありません)

そうこうしているうちに、いよいよ明後日から都立高校の戦いの幕が開きます。

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