- 鈴木 克彦
- 株式会社マクス 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
ALCは、版と版の間(目地)に、ウレタン系のコーキングで防水シールをします。
写真で青い部分は、コーキングがはみ出さないようにするための養生テープです。
下の方がコーキングされたのが分かりますね。
下の黒いところが、水切りと呼ぶ板金なのですが、サイディングの場合は、サイディングと水切りの間から空気が入って抜けるのが一般的です。
ALCは、塗装していない面が水に弱いので、この様に下までコーキングして塗装します。
だから水切りの下から空気が入って上に抜ける様にしてあります。
結露させずに家を長持ちさせるコツです。
長持ちという点で、前回ご説明した通り、この後に塗装の工程に入りますが、ALCの版と、ウレタンコーキングごと、すべてウレタン塗装を施します。
それによって、コーキングの劣化が抑えられ、メンテナンスの周期を長くすることが可能です。
でも、やっぱりALCだけじゃ、何か無機質で、家が殺風景ですね。
その辺りを次回のテーマとします。
また、ご紹介して行くこのお宅の完成見学会を行いますので、お近くの方はどうぞ。
詳しくはこちらをご案内下さい。