二世帯住宅の間取り - その3 - 新築住宅・注文住宅 - 専門家プロファイル

森川 稔
DEN設計一級建築士事務所 主宰
東京都
建築家
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二世帯住宅の間取り - その3

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今回も、分離型二世帯住宅です。

前回までの 二世帯住宅の間取り 、-その2  も、合わせて参考にして下さい。

二世帯住宅の中には、住居だけではなく、親世帯や子世帯の仕事場を兼ねるケースもあります。



前回までお話している通り、都内で高額な土地を所得して家を建てるとなると、建築費用に当てられる予算も限られてくる事のほうが多いいでしょう。

また、事務所や販売店などを借りながら運営するにしても、家賃の負担や通勤などを考えると、自宅を兼用する事も選択肢の中に入ってくるのも少なくないと思います。

また、親世帯のリタイアによって親の営む事務所やお店を自宅に建替える こともあると思います。

最近の傾向としては、「自営業を営む親の仕事は、”サブリタイア”するけれども、完全な閉鎖はしない」と言ったようなケースも多く、この日本の不安な老後には、「出来る限り働こう!」と、力強い親世帯の思いを象徴しているようです。

今回紹介するクライアントさんも、父親が工務店を営み、弟さんが受け継ぎ、代替わりするのをきっかけに、事務所は縮小するが、来客や事務仕事は、出来る住みやすい事務所併用二世帯住宅です。





大通りから少し入り込んだ所に位置する、事務所併用二世帯住宅です。

お父さんのこれからの仕事へのスタンスは、「昔からのブレーンや、お客様が、来られたときに、”ゆっくりする住まい”とは、分けて、過ごしたい」・・・

この事務所のあったところに、新しい家だけが建っていたら、お父さんが、仕事を離れた事を知らずに、訪れた方たちに迷惑がかかる ・・・

そんな責任感とやさしさのあるお父さんの”気持ちのあらわれ”です。大事にしたいですね。






そんな親世帯は、事務所関係の接待スペース 兼、玄関が、建物の中で道路面を大きく支配します。そうする事によって、”ここで仕事は続けていますよ”と、強調する事ができます。

そこから、LDKを中心に水周りや寝室、”子世帯へのつながり”へと動線は流れます。

建物をL型にして、南西側外部空間を開け、1階に出来るだけ光を差し込む工夫が必要になります。

子世帯は、北側から内部空間に入ります。ウォークインシューズクローゼットを大きめに用意すれば、これからの家族の変化や収納するものを選ばなくてもよく、ストレス解消につながります。

階段ホールと親世帯をつないでありますのが、プライバシーを分離した、必要なときに利用する”完全二世帯型”です。

2階は、階段を登り、南側に用意してある大きなバルコニーへ向かい、”ゆっくりと広がりを感じる”デザインにしました。

南西側の光を取り入れる外部空間へは、開放する事と同時にプライバシーも確保する事を考え、ルーバーで覆うようにしました。







そして3階は、子供室と寝室です。南西側の比較的に採光上有利なところに子供室を配置し、南側の最も日差しか期待できる部分を吹き抜けでリビングと”つながり”を設けました。





リビングと3階の”つながり”を設けた吹き抜けに面して、フリースペースを用意しました。勉強が進むと良い?のですが、声や音は伝わってくるので、家族の気配は相互に感じる事ができると思います。


















建築家とデザイン住宅を建てる 」をテーマに、クライアントの”夢と希望” を”現実”にあてはめ造り上げたひとつひとつのドラマが、自分らしい家を 生み出す感動。そんなントのストーリーをゆっくりとリアルにお伝えできれ ばと思っています。

プロである建築家と、始めての家づくりに取り組むクライアントとの距離が 近くなった瞬間に出来上がる個性的なデザイン住宅

そのデザイン住宅が出来上がるまでに必ず遭遇する諸問題。建築法規や 工事費、近隣問題、心構えなどを、必要な部分をピックアップして説明 していきます。

これから自分らしい個性的な家をお考えの方は、もちろんの事、建築家 を目指す学生や、建築に興味のある方々の勉強の参考になるよう心がけ ていきます。

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