事業計画書の作成ポイント(6) - 確定申告 - 専門家プロファイル

湯沢 勝信
東京都
税理士

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対象:税金

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事業計画書の作成ポイント(6)

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医院開業
 事業計画書の中には、医院で雇う従業員の人員計画を立てていかなければなりません。一般的に、診療所は開業時事務員2人、看護師1人というのが最小限の人員配置となります。診療科目によっては看護師さんが不要な場合もありますが、事務員は2人はいないと、1人が電話にでているとき、来院患者の対応や会計ができなくなってしまいます。あとは、診療時間が長かったり、日曜もやっているような場合には、人の数を多くしなければなりません。また、開業後の立ち上がりが良い場合には、早めに人の手配をしておかなければなりません。急に採用してもなかなか即戦力になる人は少ないからです。

人数が決まったら、次はその人を常勤とするか、非常勤にするかです。常勤であれば、看護師で、月給25万円、非常勤であれば、時給1500円、事務員で、常勤18万円、非常勤で時給900円くらいが相場になると思います。開業時は、経済性を優先すべき時期なので、パート中心の人員配置とし、患者がある程度来た段階で、暫時、常勤扱いにしていけばいいと思います。
人件費は、医院の経費の中でも大きな割合を占めるものです。全体として収入の20%くらいになるようにするのが、経営的に見て安全です。常勤非常勤の給料を決め、人数を決めて月々の人件費を計算した結果、資金が回らない場合には、常勤、非常勤の割合を変えたり、人数を調整して資金が回転するようにする必要があります。