事業計画書の作成ポイント(7) - 確定申告 - 専門家プロファイル

湯沢 勝信
東京都
税理士

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対象:税金

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事業計画書の作成ポイント(7)

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医院開業
 開業時には、通常医院を経営する時にかかる経費とは別に開業時に特別にかかる経費というものが発生します。事業計画書を作成する際には、この開業時に特別にかかる費用も計上しなければなりません。これには、どんなものがあるかというと、開業前の利息、不動産仲介手数料、開業前の家賃、求人広告費、開業前人件費、医師会入会金、開業初期医材費、開業時消耗品費、開業コンサルタント費用、開業時広告費等があります。これらの費用のうち、医師会入会金を除いては、税務上は、開業のために特別に支出した金額として、開業後好きな時に経費に算入することができます。これらの経費のうち、開業時広告費は、開業の際にどれだけの予算を組んで広告を打つかによって変わってきますが、その他の経費だけでも500万円くらいはかかると思います。この開業時の経費が意外と大きく、開業前に十分運転資金を用意したつもりでいても、ここでどんとお金が出ていくので、実際に使える運転資金が不足してしまうということがよくありますので、注意が必要です。また、この経費を事業計画書を作成するときに、1度に経費にしてしまうと赤字額が大きくなりすぎてしまい、見栄えが悪くなってしまうので、よっぽど最初から沢山患者が来院すると見こまれる場合を除いては、5年間均等に経費化していくように作成した方がいいと思います。