リーダーシップとマネジメントは何が違うのか?
会社や組織において人の上に立つ者には
「リーダーシップ」と「マネジメント」
双方の力が求められます。
「リーダーシップ」は「指導力」「統率力」
「マネジメント」は「管理」
こんな風に、日本語によく訳され、
二つに違いがあることはわかります。
フランスの国際経営大学陰の
M・ケッツ・ド・ブリース教授は
次のようにその違いを述べています。*1
リーダーは「なぜ」と問い、
マネジャーは「どうやって」と問う人だ。
この話を受けて元資生堂の社長福原義春氏は
自著の中でこう書いています。*2
「何かを指示されたとき、
「それはなぜそうするのですか」と問える人は
リーダーの資格があり、
反対に何の考えもなしに
「いつまでですか、どんな方法でやりますか」
と聞いているのでは、やはりマネジャーどまりの
器量なのでしょう。」
ちょっと厳しい言葉ですね。
「リーダーシップ」とは「WHY?」を大切にする。
「マネジメント」とは「HOW?」を大切にする。
人の上にたつ人は、
実際には、その二つを常に
仕事の現場で使っていると思います。
人の上にたてば立派なリーダーです。
自分には「リーダーシップ」がない、
とおよび腰になっても、部下はそう見ません。
ただ「リーダーシップ」とは、
「地位」や「権限」のことではありません。
リーダーの「あり方」です。
「地位」や「権限」で人を動かすのは
「マネジメント」です。
「リーダーシップ」と「マネジメント」
この二つの違いを理解し、
この二つがからだの中に自然とおさまっているのが
「リーダー」という人間なのかもしれません。
なかなか興味深いテーマなので、
また別の機会にこの違いについて
何か書きたいと思います。
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