しかし同時に問題になりやすい器具でもあります。
ダウンライトで最も注意しなければならないのは、やはり断熱工法によって使用できる種類が違うということでしょう。
天井裏は普段目にすることがないので、異常が起きていても気付きません。
器具が点灯しなくなるくらいであればまだよいですが、最悪の場合は火災につながります。
断熱工法により使用できる器具の種類をまとめると以下のようになります。
・ブローイング工法の場合 :SB形
・熱抵抗値6.6m2・K/W以下のマット敷工法の場合 :SGI形
・熱抵抗値4.6m2・K/W以下のマット敷工法の場合 :SG形
・断熱施工を行っていない一般天井の場合 :M形
特にM形は、ダウンライトとその上の構造体との間に10cm程度のスペースを空けなければならないこともありますから、天井懐の高さに気をつけなければなりません。
空間をスッキリさせることのできるダウンライトですが、器具の大きさだけでなく、種類にも注意して選択しましょう。